第19話 好きな分野だけ饒舌になるオタの法則
『うぉおお!?』
驚きの声だけ残して重い瓦礫に埋もれる様子を
何とか起き上がろうと
『後が
『ちょ、おま……』
皆まで言わせることなく突き出された爪先が青系統の仮面を
『ちッ!!』
舌打ちと共に鉄槍を引き戻して、鎧武者のような相手は防御を固めるが、ふわりと跳躍しながら放たれた蹴撃を
もんどり打って片膝立ちの体勢になったのが
『ぐがッ?!
過去、幾人かの職業格闘家が扱った危険な技を “ガチでやるなよ” と言いたげに
一方、斜め後ろへ抜けた
『…… マスター、プロレスもいけるクチなのね』
『
『ん~、でも、試合動画だと
『あれは “受けの美学” といって……』
現化量子の塵になって消える相手を共有状態の視界へ収め、黒鉄の械人と融合している金髪緋眼の少女が
観客は良い試合を見たいのであって深刻な怪我をしたり、単に痛々しい場面を求めたりしている訳でない、などと熱く語られる
(好きなことは
心の中では呆れるものの、彼女のマスターは格闘技好きの延長でジム通いなどしており、無駄に鍛え上げられた肉体を持つシステムエンジニアとなっているため、
目下の恋敵? である中條
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