第17話 類は友を呼んで少女を呆れさせる
先に仕掛けたのは白銀の
円運動の軸を斜めに
『ッ、
某格闘ゲームの
ただ、それは
『うぐ…ッ、あぁ……』
『ふふっ、力こそ
それと対照的な
何やら脳筋なAIの宣言を聞く
さらに低くなった頭を狙い、適度な間合いから繰り出された
『うがッ!!』
累積されたダメージにより、個々の生物的な生命力を可視化したHPが尽き掛けているため、ここから
『さて、勝負ありだ』
若干、疲れた様子で呟き、黒鉄の械人が大爪付きの右腕を構えて、敗者に止めを刺そうとするものの……
その動きは中途半端に終わり、五感の一部を共有するクリムや、遠巻きに観戦する野次馬らに疑問を与えた。
『金に困ってる訳でもなし、いい格闘戦を楽しませてもらったからな』
『うぐッ、負けたのは腹立たしいが、嫌いじゃないぜ、そういうの』
差し出された手を掴み、引き上げられるままに満身創痍の
それに反応するように
“補助AI、融合してたのか?” などと驚く白銀の械人を
「どうするの、受け入れる?」
『あぁ、そうしてやってくれ』
照れ隠しなのか、半ば投げやりな態度で応じるマスターに内心で微笑みつつ、彼女が応じれば “UnderWorld” で最初の友が史郎にできる。
仮想世界の
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※ ここまで読んで頂き、ありがとう御座います_(._.)_
『世界を変える運命の恋』中編コンテスト用に書き下ろした2万文字分の冒頭は此処までになります。テーマの主人公とヒロインが世界に影響を及ぼすという原則は守っておりますが…… 書きたいこと書いてたら、わりと硬派なVRMMO舞台の変身ヒーローものになってました(ó﹏ò。)
需要があるようなら、一応は続きのプロットもあるし、私も好きな部類の世界観なので書かせて貰いますね。ではでは、失礼いたします!!
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