第15話 ドッペルさん、許すまじ!!
『ご無沙汰してるね、
「うわっ、まさに本人じゃないですか、もしかして……」
「便乗はしたが、本社の情報漏洩事件には関わってない、勘違いするなよ」
網膜投射の機能で美しい金髪緋眼の少女が見えている聡子の機先を制して、
色々と現状に至るまでの集約を
参考の程度に
「微妙、微妙っすよ、先輩!!」
「自覚はある、それ
『ほぼ独自の刷新された
「うぐっ、先輩が優秀なのは昔から知ってますけど、大丈夫なんすか?」
ここは一度
「え゛、勝手に非合法なサーバから消去って……」
『私の
人工知能に適用される三原則のうち、自己防衛にあたる事項を
「悪質っす、実は腹黒かったんすね、この
「まぁ、やり過ぎると言い訳できないし、真っ当に裁かれるけどな」
多少の補足を
棚に向かって鳴る直前の目覚ましのスイッチを押し下げ、身体に
「シャワー、先に使うか?」
「ん~、今日はもう休むって決めたっす。先輩、うちの課長に連絡してください」
「却下だ、却下、お前の欠勤を何故、俺が報告せねばならんのだ」
そんなことをすれば
勝手知ったる何とやら、室内に残された聡子は網膜に投射されるクリムとの談笑を続け、“UnderWorld” の仮想世界に
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