第11話 もはや是非も無し
『あれ、マスターが復活した!?』
『… っ、耳元で騒ぎ立ててくれたお陰だ』
取り急ぎ、伏した身体を横に
別に見えている訳ではないが、常に動き続ければ当たらないという単純な発想の下、変則的な軌道で大通り脇の
『このまま強引に離脱は… できないようね』
『
分厚い事務的マニュアルにもあったように、交戦状態となった不特定多数の者達から一定の距離を開けないと、お互いにログアウトすることはできない。
『どっちが狩る側か、教えてやろう』
『ん、了解、弾丸の飛んできた方向から狙撃地点を割り出すよ』
初撃で部分的に破損した仮面に触れて、こういう “マスク割れ” は最大の見せ場というか、死闘の果てに起きるのでは? と史郎が苦笑している間にも解析は進み、物陰に隠れて近づくための道筋が告げられる。
凄まじい速度で廃墟の街並みを疾走する黒鉄の械人が向かう先、
『……くそっ、完全に引き
所在不明の補助AIことクリームヒルトが優秀なのか、本体性能との合わせ
こうなっては逃げられる機運もなし、
潜んでいる部屋の扉を開けた瞬間、目
『ッ、壁面を踏破したのか!?』
『ご明察、正解だ』
即座に
『ぐぅうッ!!』
吹き飛ばされた狩人が
さらには重心を移動させて、身を起こすと同時に
『…ッ、ま、まさか… 狩る側が狩られるとは』
『そういう事もあるだろう、
最初の一発がまともに直撃していたら、くたばっていたのは自分だと
正直な話、中距離及び遠距離に特化した狩人と、
未だ硝煙の匂いが
------------------------------------------------------------------------------------------------
※ ここまで読んで頂き、ありがとう御座います_(._.)_
少しでも面白いと思って頂けたら
表紙ページ( https://kakuyomu.jp/works/16817330665594011094 )
の左上部分から、青色の★をクリックすることで応援してやってください!
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます