第3話 継続之難

鳥羽子は田圃の仕事を手伝っていた。

鳥羽子は汗水を滴ながらいつも真剣に田圃の手入れをしていた。

ある日のこと、

横の田圃に椿典「ちんてん」という女がいた。

女も鳥羽子のように田圃を手入れしていた。

鳥羽子は椿典と直接話すことはないが、お互い高め合うように田圃仕事に勤しんだ。

今年の冬に事件は起きた。

なんと降水量が他年と比べて少ないため干上がってしまい手入れをしていた田圃の作物は全て無に帰したのだ。

鳥羽子はこの時田圃仕事を諦めて家に引きこもり勉強をするようになった。

椿典は諦めず田圃仕事に勤しんだ。


翌年、椿典のところでは豊作になったという。

やはり諦めたら何も残らないのであろう。

成功の一つの要素は継続なのだろう。

しかしこの継続することが私にとっては難しいのだ。



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