第五章 紅楼春雪抄 3

 将軍オライオスは一風変わった男である。

 ものにこだわずものにとらわれない。責任感は人一倍なのに愛敬があって人なつこくて兵士の多くは彼の元で働きたいという願望ゆえに入隊した。剣の腕は誰にも引けをとらずまた戦場では両手を放しても馬を自由に御することができるため、戦での彼の行動範囲は広い。国王が本気で馬に乗ったら、ついていけるのは彼くらいなものだろう。

 誰にでも厳しいほど公平で、決して甘えを許さない態度はまた彼を愛敬だけの軽薄な人間ではないという評判をもたらしている。例え自分の隊の兵士と他隊の兵士がいざこざを起こして、自分の兵士が悪かったとしても、庇おうとはせず悪いものは悪いと罰を与える。であるから、裁判の場面で何が公平で何が不公平なのか、何が正しくて何がそうでないのかわからなくなってしまったり、非常に状況が微妙で裁きをしにくい場合に、オライオスが意見番として召喚されるのも、決して不思議なことではなかった。

 一年の半分を戦に費やして過ごしている彼がいつも機嫌よく振る舞えるのは、それが元々の性格というのもあるが、帰国してからゆっくりと自分の時間を楽しむことにある。そしてそれらの多くは女たちと過ごすことに遣われる。何も夜に会っていきなり肌を交わすというのではない、たいていは気の置けない、気心の知れた女たちと酒を飲んだり、茶に呼ばれたり、話をするだけという事も多々ある。たまには馬に乗り近くの緑洲まで相手を連れていってやることもある。要するにそうすることで彼は長い間続いた緊張、限界まで伸ばされた全身と全神経の緊張をときほぐすために彼女たちとの時間を過ごしているというわけだ。これは最も賢く最も能率的で最も心楽しい方法だろう。女はそこにいるだけで心が休まる。オライオスはそれを動物的な本能で知っているのだ。無論それぞれ雰囲気の違う女たちがいる。火のように熱く激しい女は自立心が強くここぞという時に力づけてくれる。自分に甘えてくる女は疲れている時には困りものだが、そうでないときは自信をつけてくれる。物静かだが絶対に文句を言わずにいつもわずかな笑みをたたえているような女は、逆に疲れている自分をいつでも受け入れただの人間に戻してくれる存在だ。オライオスはいつも大勢の女たちに助けられてきた。彼女たちは心の活性剤であり代えがたい大切な友達であった。いつも突然やってきてはきまぐれに帰っていってしまう彼を、彼女たちは夫でも迎えるかのような優しさと愛情で迎え入れてくれた。

 そして初夏の六月-----……彼はいつもより短い休暇を経てまた戦に行こうとしている。いつもは秋から冬にかけてだというのに、また随分と早い出陣だ。夏の砂漠で行軍するのは馬上でも辛い。歩兵たちの気持ちを考え、早速頭の中で行路と休憩との割合を計算し始めているオライオスであった。

 今回は生きて帰れるかな。ちらりと心の中で思う。毎度毎度の戦でこんなことを考えては、必ず生き残って帰ってくる自分は相当強い星の元に生まれたのだろう。

 ふと、風に乗って耳慣れない優雅な音がわずかに届いた。何かと思って顔を向けると、既に城壁を後にして一番近い砂丘に差し掛った彼の目に、紅楼にたたずむ一人の人影が見えた。評判は聞いている。戦士は目が良くなくてはならない。オライオスは紅楼の人物に手を振って、行くべき方向に馬首を向けた。

 ホロ……ン…………



       宝婪 珠珮揺り

       常娥 玉輪を照らす

       雲は帰る天井の匹

       功は遺る世間の人

       花果は千戸に香く

       笙竿は四鄰に濫る

       明朝 犢鼻を晒さば

       方に信ぜん阮家の貧しさを



「…………」

 自分に対する贈り歌なのか、それとも単に紅楼で歌いたかったのか……それはよくわ からない。しかしオライオスは思った、

 この歌を最後にするような真似はすまいと。

 夏の行軍は厳しい。彼らは兵士であって、だからこそ戦争に行くのであり、戦争に行くには最低でも鎧と剣を装備していなければならない。その他食料は別として、砂漠での行軍に水の携帯は不可欠だ。オライオスは馬上だからまだいいとして、予想どおり歩兵たちは鎧と剣、そして己れの重さに汗し、水を飲みたい衝動をぐっとこらえ、うつろな瞳で足元を見ながらひたすら歩いている。これは、現地に到着するまで自分を含め相当消耗するだろう、オライオスは思った。

 今回の戦も解放が目当てのものである。隣国に長年に渡って占領を続けてきた国に対する宣戦布告だが、占領されている隣国を解放するのと、占領している国側の本国を一度に攻めなければならないので非常に難しい。今回の解放は葵剣が自ら動いたのではなく、解放する国、亀玉からの依頼で決定したことだ。亀玉の国王が再三に渡って葵剣に相談を続け、いよいよもって亀玉の国民が奴隷と同じような扱いをされ始めたことに対して危機感を抱いた国王が極秘に鴉を送ってよこしたのだ。緊急に戦争が決まったのもこのためである。

 オライオスは今回の戦がいかに神経をつかうものかをよくわかっていた。自分たちは本国に行くのではなく、解放する立場にいる。ということは、殺す相手とそうでない相手がいることになり、がむしゃらに相手を倒せばいいというわけにはいかなくなるということだ。また相手に早期に気付かれた場合は、人質をとられる危険が多分にある。国民を奴隷扱いし始めているというのだから、亀玉の人間をどれだけ殺そうと構わないくらいのことは思っていると看た方がいい。戦争で神経をつかうというのが一番大変だということを、オライオスは知っている。ここは少々時間がかかろうとも慌てず急がず行軍し、兵士たちを疲れていない状態で戦わせるのがよい、彼はそう判断していた。

 慣れない夏の砂漠の行軍であるし、先の戦から三ヵ月ほどしか経っていない。充分な休養をしていない兵士がほとんどのはずだ。何事も相手の立場になって考える、それがオライオスがいつも注意して心がけていることだ。特に自分は将軍という強い立場にいて自由がききやすく、そうでない相手の立場がわかりにくい。自分が一兵士だった時のことを思い出して、そして相手の立場になってオライオスは考える。

 結局側近ともよく話し合った結果、通常の三倍の数の休憩をこなすことによって、オライオスは兵士たちの肉体的精神的安定を気遣った。そのため行軍は遅々として進まず、六月に葵剣を出発して亀玉に到着したのは八月の終わり頃であった。しかしその頃になると兵士たちもいい加減環境に慣れ、また場所的にも亀玉というのは涼しい地域なので、そう苦労はなかった。

 突然乗り込むのではなく、気付かれない程度の充分な距離をおいて野営を張る。そして約一週間兵士達を本格的に休ませ、鋭気を養わせた。その間将軍オライオスと側近たちは作戦をたて、亀玉の国王に内密に書簡を送り、事態に充分に対応できるよう求めた。彼らを解放にきて、肝心の彼らを人質にとられてしまったりしてはそれこそ何の意味もない。

 慎重に、そして決して敵に悟られないよう、じわりじわりと砂が一滴の水を吸うかのように、国民にそのことが伝えられた。そしてまもなく、国王からの準備ができたという書簡が戻ってきたのは、彼らが野営を始めて一ヵ月経った頃であった。国王は意図して敵を宴に招待し、すべて出払わせる算段だという。城に入ることのできる上級兵から、城下の警備をしている下級兵まで、酒は充分すぎるほど配られていった。民たちは夜半過ぎになって既に地下に潜り固く扉を閉ざした。砂漠では、砂嵐に対応するためどの国のどの家にも必ず地下室が設けられている。夜中になり、月が空の真ん中に達した頃、城からの合図を受けてオライオス率いる葵剣解放軍が動き始めた。悟られぬようゆっくり、じわりじわりと進んでいき、円形に城壁を囲んで蜘蛛のごとく密やかに進んだ。

「合図を」

 低い将軍の声に応じ、側にいた部下がうなづいて角笛を吹いた。

 茫洋とした音色が一度だけ流れると、兵士たちは一斉に雄叫びに近いものを挙げて抜刀し一気に亀玉を目指した。日頃なら気付いたはずであったろうが、城壁のすぐ側まで近付いてからの攻撃であったことに加え、相手が泥酔してほとんどが眠っていたというのが最大の強みであった。 そのくせ、城にいる上層部の人間に気付かれぬように敏速に城に乗り込まなくては、人質をとられる危険がある。世の中には少々の酒でつぶれない人間も大勢いるからだ。

 いつものことだが―――――血煙の中喉を枯らして怒鳴り続け、襲いかかってくる敵を蹴散らし、微かに煙る視界の中オライオスは思う―――――なんと殺伐として心荒む風景だろう。こうして怒鳴り剣を振るいその度に返り血を浴びる自分は、まるで自分ではないようだ。本当の自分がすぐ側にいて、戦う自分を客観視しているような奇妙な感覚。

「オライオス将軍―――!」

 側近が叫んだ。頭をめぐらせると、彼が示した方向、城からは狼煙が上がっていた。

 合図の狼煙。味方の軍が内部の敵を制圧したという合図だ。オライオスはほっとして剣についた血糊を払い、残る敵兵を一人残らず始末するよう味方の兵士たちに叫んだ。



 結局、その後の累々たる死体の後始末や住民の安全指示、国王との話し合いなどで足止めをくらい、オライオスが葵剣に帰国したのは十月に入ってからだった。戦をするのが仕事のようなものだから文句を言うつもりはないのだが、今回の戦は厳しかった。前の戦からそう休んでもいなかったし、夏の行軍は思っていたよりも肉体を酷使した。オライオスは貪るようにして眠り、起きて腹が減っては少々の食事をし、また死んだように眠った。夜中に目覚めればぼうっと夜の砂漠を見つめ、食べては眠り、起きればしばらく放心したように空を眺めたり街並みを見たりした。そしてまた眠り、起きて腹が減っていれば何かを食べた。

 日々は、金魚鉢の中から向こう側を見ているかのようにゆらゆらと、現実味を欠いて過ぎていった。なるほど蔦でからめとるような作戦であった。

--------蔦か。

 蔦と言えば、出征先で葛の花を見たことがある。その枝の這う姿は、大木に絡み絡まりついて、とうとう日陰になるほどの勢いであった。花は、細長い赤と紫。なんと美しい花であったか。

 帰国して三週間程はそんな怠惰な生活をしていたオライオスだったが、しばらくして身体が充分休まるとある女に会いたくなった。

 側にいるだけで心の休まる女。彼女は城下の郊外、比較的緑の多い地区に一人住まいをしている。もういい加減誰かと結婚してもいいものなのに、未だ誰ともそういった関係になるつもりはないらしい。夕方、彼女の好きな紅茶を持って訪ねて行くと、ちょうど夕日で茜色に染まった簾をおろしているところだった。

「まあお珍しいこと……今回の戦はご活躍だったそうですわね」

「まあな。入っていいか?」

「もちろんですわ」

 導かれて中に入り、途端に漂うほのかな香の香り。この女はいつも趣味がいい。紅茶を渡すと嬉しそうに笑って受け取った。

「あら嬉しい。早速淹れましょう」

 羽毛を詰めたクッションを籐のゆったりとした長椅子の上に置くと、なんとも気持ちのいい簡易寝台となる。オライオスは訪れる度この長椅子にいつも座っては、旅と戦争のどろどろとした疲れを落とす。彼女の淹れた紅茶を飲み、ほのかな香の香りに包まれ、彼女に寄り掛かり、ようやくオライオスの全身を覆っていた殺気と緊張の皮がほろほろと剥がれだす。疲れが出てきて、オライオスは横になった。枕は女の膝、これ以上ないほどの極上の枕である。髪を撫でる柔らかな手。そこから疲れが溶け出ていってしまうようだ。

「随分とお疲れですわね」

「ああ……今回はきつかった。真夏の砂漠で行軍など初めてだったよ」

「来て下さるのは嬉しいけれど他にお目当ての方がいるのではなくて?」

 柔らかな笑みを浮かべながら彼女は言う。

「例えば時々紅楼に上がっては素晴らしい喉を聞かせてくださる楽師様とか」

「なんだ知っているのか」

「小耳に挟みましたわ」

「俺はいいんだ。お前のほうこそどうなんだ」

「どう……とは?」

 わかっていて聞いているのだろう、彼女はからかうような、それでいて穏やかな笑みを口元に浮かべた。

「いい加減に誰かと結婚したらどうだ。せっかくの美人がもったいないぞ」

「まあ、あなたに言って頂くなんて女冥利につきますわ」

「ふざけてる場合じゃないぞ」

「でもわたくしが結婚してしまったらあなた様をこうして時々お迎えすることができなくなりますわよ。それでもよろしいの? わたくしの代わりなんていくらでもいるでしょうけれど」

「そんなことはない。お前はお前、たった一人だ。お前の所にこうして来ないで別の女の所に行くのに、どうしてお前と同じような女に会いに行かなくてはならんのだ。お前のような安らぐ女はお前一人だけだ」

「嬉しいこと……」

 団扇でゆったりと風を送りながら彼女は小さく呟く。オライオスはいつのまにか眠りに落ちている。ゆったりと立ち上がり、灯りを落とし、彼女は自分の寝室で眠る。この女とオライオスは寝たことがない。オライオスは心の休憩をとらせてくれる女と関係を持つ女とをはっきり区別している。

 三日ほど彼女の家でゆっくりと過ごし、オライオスは城に戻った。あの、泥のような疲労感と重い心は、すっかりとなくなっていた。

 自室から城下を見下ろし、つい午前まで自分のいた辺りの緑を見ながらオライオスは思った、

 もしかしたら、自分のあんな言葉が彼女たちを独り身でいさせているのかもしれない。

 しかしそう思って彼は自嘲するように口元を歪めた。

 ----------言い過ぎか。

 彼女たちは誰かに縛られるのが嫌なだけ。自分の好きな時に好きなことをし、夏の午後の風のような涼しくて気持ちのいい生き方をしたいだけ。自分の為に結婚しないなどと、いくらなんでもそこまで考えるのはおこがましいというものだろう。

 オライオスは声なく笑って、そして正装用の旗袍を取り出した。

 今日は兵士を労うための戦勝を祝う宴なのだ。

 そうその裏側に潜む恐ろしい陰謀も知らず……今夜王城に人が集まろうとしている。

 あちらこちらで人が笑う声。がやがやと話す声。そして時折それらを風のように片付けてしまう、リュートの音色。その音を聞いてオライオスは思う、あの美声を再び耳にすることができるのは、あの美声のおかげなのかもしれないと。

 広間のあまりの熱気にオライオスはいささか辟易して、杯を持ったままバルコニーに出た。涼しい夜の空気と穏やかに流れてくるリュートの音色。彼は手摺りによりかかってほ

っと息をついた。どこかできな臭いにおいがしたが、誰かが火でも焚いているのだろう。

 秋も近い。すっかり高くなっている故郷の空を見て、オライオスは次の戦までなるべく休んでやる、と半ば意地になって考えていた。疲れも緊張もあらかたとれ、もういつもと同じ普通の状態に戻ってはいるが、今は……休みたい。人を殺し血を浴びたことの正当性は、誰かを救い解放するからという理由では得られない。誰も、人を殺して正統な理由など与えられようはずがないのだ。オライオスがほっとため息をついた時、遠慮がちに後ろから声をかけてくる者がいた。

「閣下」

 振り向くと見覚えのある部下がいた。

「おう、どうした。楽しんでるか」

「はい。いえ、それはそれとして……」

 オライオスに一瞬緊張が疾る。部下の顔色はよくない。宴で、楽しくて、酒も飲んでいるはずなのに。

「なにかあったのか」

「こちらへ」

 部下はオライオスをバルコニーの隅、人目に届かない場所まで引っ張ってきた。

「どうした」

「こんなものが……」

 部下はそっと懐から何かを取り出した。小さな四角形の箱で、金属のようなものでできている。掌にちょっと余るくらいだが、割に重いようだ。

「? なんだ」

 部下は真っ青な顔でその蓋を開けた。中には、簡単な配線と、中心に黒い粉がびっしりと詰まっている小さな区切り、配線はその黒い粉の周りの金属の区切りに集中している。

「! これは」

「ご安心を。配線は全て切断しました。安全です」

「……火薬だぞ。安全だと?」

「水をかけました」

 オライオスはほっと息をついた。汗をびっしょりとかいている。

「脅かすな」

「まだ終わりではないのです閣下」

「何……」

「部下とこれを見つけたのは広間に通ずる廊下です。一番回廊の奥の……。慌てて処理しましたがあちこちに置かれているのです。あちこちがきな臭い匂いはそのせいです」

「さっきのあれか……! いくつ処理した」

「今のところは七つですが幾つ仕掛けられているかわからない上、宮殿のいたる所に仕掛けられていて見当もつきません。私では手に負えないと思い閣下にご指示を」

「いい判断だ。よし、俺も出よう。他の兵士にも声をかけてくれ。が、気を付けろ。任務明けで疲れている者、既に褒賞のある者はゆっくりと宴を楽しませてやれ。兵士全員が出ていっては出席者が訝しむ。陛下には俺からお伝えするが、出席者やご婦人方に危害が及ばないよう細心の注意を払え」

「はっ!」

「よし、行け」

 オライオスは部下を行かせてから自分は威儀を正して国王の元へ向かった。目立たぬよう、誰の視線にもなるべく触れぬよう。

「おおオライオスか。今回は済まなかった。休暇を含め今日は楽しんでほしい」

「陛下、お話が」

 低い声で言ったオライオスのただならぬ表情にいち早く気が付いたのだろう、国王はちらりと王妃の方を見てそれから身を乗り出した。

「何かあったのかね」

「ありました。先程部下が回廊の奥の廊下で火薬の入った箱とそれに繋がれた配線の火を見たそうです。それは始末し直ちに宮殿内の探索をさせておりますが数は無数です」

「……避難したほうがいいか。いや、するべきだな」

「お言葉ですが今宵は戦勝の宴。出席した方々に陛下の面目が保たれない上、……」

 オライオスは口を噤んで視線を左右に泳がせた。

「----------オライオス。構わぬ、言いなさい」

「------畏れながら……・・王弟殿下に、つけいる隙を与えてしまうやもわかりません」

 叱責を覚悟でオライオスは目を瞑り言った。怒鳴られる、そう思って身を固くしたが、一瞬の重い沈黙があるのみで国王は何も言わなかった。オライオスは顔を上げた。

「…………わかった。それでは頼む。くれぐれも他の兵士に気を付けるようにと伝えてほしい。そしてオライオス、そなたもだ」

「は……それでは」

 二人はうなづきあい、オライオスはサッとその場から去った。

 誰も彼が広間からいなくなったことに気が付かなかった。



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