第一章・第二十話 即座にさよならアメリカ

508 オマエ等ねぇ……

 第一章・第十九話【即座にさよならアメリカ】が始まるよぉ~~~♪

(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


 020【即座にさよならアメリカ】


 『また、やっちゃったよ……ボブの野郎が。まさかこんな事を狙ってやがったとはな』


ハ~~~~イ。

どうも、馬鹿の俺で~~~す。


そしてまたまた、今回も懲りずにやっちゃいましたぁ~~~。


やっちゃいましたぁ~~……


やっちゃいましたぁ~……


いやホント、毎度毎度、すんませんなぁ。


……ってな訳で、今回はもぉな。

な~~~~んも話す気になれねぇんで、前回の続きを『引き続きどうぞ』って感じなんだよな。


詳細は、こんな感じでござんすよ(↓)


***


「あのよぉ。オマエ等、ちょっと待てよな!!なにを勝手に解り合ってるのかは知らねぇが、これって、なにが起こってるんだよ?つぅか、ボブ、テメェ、何者だ?」

「俺?俺は見ての通り、ニューヨークになら、何所にでも居る様なシガナイ不良だ」

「嘘だぁ~~~」

「嘘じゃねぇし」

「いやいやいやいや、誰がどう見ても、そりゃあ、明らかに嘘だ嘘。100%嘘だ」

「なんで、そこまで否定するんだよ?証拠でもあんのかよ?」

「証拠も、糞もよぉ。もしボブの言う事が本当だって言うんなら。なんで崇秀の馬鹿が、オマエの事を知ってるんだよ。それによぉ『アメリカで知らない奴は居ない』って、この馬鹿が、そう、ハッキリ言ったじゃんかよ」


まぁな。

これについては、崇秀の馬鹿が、多少誇大表現をしてるって可能性もあるんだけどな。

十中八九『ニューヨークのシガナイ不良』ってのだけは大嘘だろ。

大体にして、崇秀の馬鹿が知ってるって時点で、ボブは『異常な人間だと認定されてる』のと同じ意味を持つからな。


故に、普通の人間とは考え難い。



「いいや。ボブの言ってる事は、強ち全部が嘘って訳でもねぇぞ。半分ぐらいは、本当の話も混じってる」

「冗談にしても、キッツイ冗談だなぁ。オマエが知ってる時点で、確実に異常者決定じゃねぇかよ。誰が、そんな戯言に聞く耳持つかよ」

「『異常者』に『戯言』って……ヒデェ言われ様だな」

「確かに、酷い言われ様だ。異議なしだな」


『異議なし』じゃねぇし!!

俺は、大いに『異議あり!!』なんだよ。



「なんでだよ?オマエの周りには、異常者しか集まらねぇのは世の中のデフォだ。マトモな人間なんか1度たりとも見た事ねぇよ」

「ふ~~ん。それは、オマエも含めてか?それに向井さんも、それに値するのか?」

「いやいやいやいや、そこは違う。間違いなく、奈緒さんと俺だけは別口だ。極めて一般的な感覚の持ち主だと言って過言じゃないぞ」


自信は0だけどな。


だって、奈緒さんだもんよ。



「なに、自分に都合の良い事バッカリ言ってやがんだよ、オマエは?掟破りの『逆厨二病患者』って奴か?」

「うん?『厨二病』ってなんだ?」

「あぁ『厨二病』ってのはな。自分の事を特別な人間だと勘違いしてる妄想塗れの人間のこった。……っで、コイツは、その逆を行こうとした訳だな」

「なるほど。それで『逆厨二病』か。……合点がいった。早い話、違う意味で、現実逃避をかましてる訳だな」

「平たく言えば、そう言う事」


いやいやいやいや、なんでオマエ等、そこで意気投合してる訳?

そんなに変人同士ってのは共感しやすいのか?


けど、変人同士が妙な共感なんかしたら、世界中で沢山おかしな事が発現しそうだから、オマエ等は変に共感すな!!


世間に迷惑掛けるんじゃない!!



「いやいやいやいや、待て待て。なんで俺が槍玉に上げられなくちゃなんねぇんだよ」

「責め易いからじゃねぇの。天性のドMって奴か」

「誰がドMじゃ!!」

「オマエ」

「オマエだけは……一回シメ殺したろか?」

「あぁ、確かにな。ドMって説を除いたとしても、真琴は、極めて責め易いキャラではあるな」

「オマエ等、アホか!!いや、アホだ!!」

「アホじゃねぇな」

「まぁ、アホかもな」


ぐぎぎぎぎ……相反する意見の二分は、面倒臭ぇ~~~!!


そこは変人同士なんだから、上手く共感しろっての!!

(↑既に、さっき言った事すら破綻してる俺)



「つぅか、ボブ!!結局、オマエ、何者なんだよ?」

「俺?俺は、シガナイ・ニューヨーカー」

「此処で天丼って、オマエ……マジで、地球の果てまでぶっ飛ぶぐらいに勢いで、ぶん殴られてぇらしいな」

「『天丼』って、なんだ?」


えっ?そっち?

ソッチに喰い付いちゃうんだ。



「あぁ『天丼』ってのはな。2回同じネタを使って笑いを取る行為の事だ。日本じゃ、関西方面で使われる定番のお笑い芸だな」

「ネタを二回繰り返すか。……けどよぉ。かなり上手く使わないと、ネタ自体がクドくなるよな」

「あぁ、それについては、タイミングって奴が一番重要でな。正確な状況判断をした上で使わねぇと、場が完全にシラケタ状況になる。これだけは否めない話だな」

「お笑いの高等テクニックって奴か?」

「まぁ、簡潔に言えば、そう言うこったな」


だ~~か~~~ら~~~~!!

オマエ等、少しは人の話を聞けつぅの!!

今はボブの正体を聞いてるのであって、お笑いについての談義をしてる訳じゃねぇだろうが!!


なんで『天丼』の解説してんだよ!!


馬鹿じゃねぇのか!!



「オマエ等、俺が馬鹿だと思ってワザとやってるだろ」

「あぁ、ワザとやってるな」

「いいや、疑問に思ったから聞いただけだが」


二分天丼地獄は、やめぃ!!

不愉快な気分になりながらも『ちょっと面白いかな』って思い始めてしまう、情けない、山中症候群の自分が居るんだからよ。


即座に辞めなさいつぅの!!



「わかった、わかった。この話は、一旦、此処で終了して、ちょっと冷静になろう。冷静にな」

「あぁ、良いぞ。冷静になりゃあ良いんだな」

「あのなぁ、崇秀。保険の為に先に言っておくがなぁ。冷静と、冷たくあしらうは違うからな。曲解すんなよ」

「はいはい、わかってるつぅの」


何故にオマエは、そこで笑う?



「ボブも、場違いなボケた事ぬかすんじゃねぇぞ」

「はいはい」


だから、何故にオマエも、そこで笑う?



「じゃあ、気を取り直して、もぅ一回だけ聞くけどな。ボブ……オマエって、何者なんだ?」

「俺か?俺はな……いや、ちょっと待て、真琴。これって『天丼』しろって合図か?」

「あぁあぁ、そこで確認しちゃダメだろ。なにも言わずに3度ボケする所だ」

「あぁ、そっか。……難しいな」

「まぁ、それについては、相当、場数を踏んでないと、絶妙なタイミングってのがわかんねぇもんだ。大をにして、学習すべき点だな」

「なるほど、此処は『3度ボケ』っと……」

「あのなぁ……ワザワザ、メモ取ってんじゃねぇつぅの!!この脱線転覆野郎共!!オマエ等、真面目にヤル気無しか!!」


うん。

ボケの連携も、此処まで来たら、確かに美味しいシュチュエーションだな。


ボブよ、初めてにしては上出来だと思うぞ。


……でも、今確実に、それはイラナイよな。


――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


【後書き】

最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>


さてさて、こんないい加減な感じで始まった、第十九話なのですが。

結局の所、ボブさんの正体は解らないまま、冒頭から無駄なボケとツッコミをかましてしまいました。


いやはや、申し訳ないです<(_ _)>


……っとは言え、これで一段落は付きましたので。

此処からは、きっと話が正しい方向に戻って行くと思いますので……また遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾


見捨てんとってね(´;ω;`)ブワッ

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る