第一章・第十九話・アメリカ上陸な俺

495 俺は馬鹿なのです(;´д`)トホホ

 第一章・第十九話『アメリカ上陸な俺』が始まるよぉ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾


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 019【アメリカ上陸な俺】


 『もぉな。此処まで来たら、自分の間抜けさ加減にはホトホト呆れ返るしかねぇよな』


 ……ってな訳でだ。

初っ端から、なにを訳の解らない事を、1人でのたまわっているかと言えばだな。

今回に関してはだけは、実は、恒例の愚痴でもなきゃ、文句でもねぇんだよ。

今の俺は、ただ只管に自分の馬鹿さ加減を、自分で思いっ切り罵りたいだけの情けねぇ心境な訳なんだよ。


いや、まぁ、その、なにが、そんなに間抜けな事をかましたかって言うとだな。


あの山中の馬鹿から受けた『アメリカ行きの依頼』

あれこそが、事の始まりの元凶。

俺自身が、あまりにも、なんの考えも無し過ぎだったってだけの話なんだよな。


―――何故かって?


そんなもん聞く前から、全て、直ぐに解りそうなもんなんだがな。

もし解らなかったら、ちょっとだけでも良いから前回の最後を思い出してみてくれ。


まず俺が、山中の依頼で『アメリカに渡米する』のはご存じの通りなんだがな。

その期間って言うのが、俗に言う『冬休み』って奴だろ。

それってな=関係に置き換えた時『クリスマス』や『正月』と言った恋人達にとっての楽しいイベントが、盛り沢山に満載された期間でも有る訳だ。


けど、その時期に渡米しなきゃ行けないって事は、このイベントの、どれかを放棄するって言うのと同義語。

本来なら、忙しいとは言え奈緒さんと甘くてスィ~~トな時間を過ごす筈の特別な時期を、自ら放棄したって意味なんだよな。


しかも、付き合って1年目なのに、この体たらく。

そんな『恋人同士の大切な時間が有るって時期』にだな。

なにが悲しゅうて、アメリカくんだりまで出向いて行って、崇秀の馬鹿と無駄な時間を過ごさにゃならんのだって話だ。


今更になって考えてみるとだな。

なんて『馬鹿な真似を安請け合いをしたんだ』って、後悔の念しか湧いてこない。


まさに、誰が見てもアホの極致だ。


俺は、年末年始も関係ない、仕事に追われてるビジネスマンかつぅの!!


……しかもな、しかもだよ、しかも。

最悪な事態は、これだけに留まらねぇんだよ。

あのアホの山中、その辺の事情を知ってか知らずしてかは、わかんねぇんだけどよぉ。

アイツが、俺に手渡してきたアメリカ行きのチケット……なんと!!


終業式が終わり次第、即座に旅立つ様に設定されてんだよ。


そんで、公立中学の終業式と言えば、所謂12月24日。

キリスト教でもない日本人の恋人達が、こぞってキリスト生誕の前夜祭を祝う、謎のラバーズ・イベント。

そんな『クリスマス・イヴ』の日に、敢えて合わせて来やがたんだよな。


幾ら俺が『冬休みに入ったら、いつでも良いぞ』と言ったとしてもだな。

普通は、その辺を考慮して『外してくれる』ってのが友達ってもんだと思うんだけどな。


ホント、あの馬鹿だけは、脳味噌の膿んだ鬼糞野郎だよ。

(↑結局、愚痴)


……ってな訳でだ。

俺事、馬鹿大王の倉津真琴はでござんすな。

只今、アメリカはNYに向う飛行機内で、奈緒さんの居ない虚しいクリスマス・イヴを1人寂しくで送ってる訳でござんすよ。


シングルべ~~ル♪シングルべ~~~ル♪寂しい~~~な♪


彼女居るのに、仕事中ぅ~~~うぅ♪


YEA!!



あぁ、心底虚しい……


どうせアメリカまでは、なんもする事がねぇから、1人で途方に暮れながら、もぉ寝よ……( ˘ω˘)スヤァ


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【後書き】

最後までお付き合い下さり、誠にありがとうございますです<(_ _)>

今回より、第十九話『アメリカ上陸な俺』が始まった訳なんですけども……


早速やらかしてますね。


冷静に考えたら解る事なんですが。

今回に至っては、本当に恋人として間抜けが過ぎると思います(笑)


ってな訳で。

奈緒さんに怒られる事が大前提に成りますが、取り敢えずはアメリカに上陸する倉津君。


アメリカで何が起こるかは……次回からの講釈。

なので、また良かったら遊びに来て下さいねぇ~~~(੭ु´・ω・`)੭ु⁾⁾

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