第7話 金槌坊 緊急会議①
ミコト生徒会長は、少年の姿をじっと見つめていた。
彼女の顔は真剣な表情をしていた。
「やっと君に会えたわ。君のことをもっと知りたいの…。 ねえ、教えてくれる?」
生徒会長の声がした。
それを聞いて、少年は戸惑いながら答えた。
「えっと…、生徒会長も、あやかしの魂のことをご存知なんですか?」
「もちろん!」
「そうなんですね…」
「さあ、スクイ君、私と一緒にいましょう!!」
ミコト生徒会長は力強く言った。
生徒会長が近づいてくる。
少年は、どうしてこんな状況になったのか、混乱していた。反射的に、生徒会長から距離を取ろうとした。危険な状況かもしれない。そう思うと、不安が少年を襲っていた。
その時、野球部の生徒が声をかけてきた。
生徒は恐る恐る尋ねていた。
「あの、すみません、生徒会長……。グラウンドの利用についての話はまだですか?」
「ああ、ごめんなさい。じゃあ、これから話しましょう。スクイ君、ちょっとそこで待っていてね!」
ミコト生徒会長はそう言っていた。
野球部との会話が始まると、少年はすぐにその場を離れることにした。
これ以上彼女と関わるわけにはいかない。少年は学校の裏手にある秘密のダンジョンへと向かった。
ダンジョンに入ると、誰にも見つからないだろうと思った。
少年はダンジョンの下の方に歩いていくことにした。
すると、
「
「何かあったの? ダンジョンのこと?」
「はい、そうです。詳しいことは会議でご説明できるかと思います……」
と、
ダンジョンの中を進んでいく。
暗闇の中を歩いていき、大きなドアを開けることにした。
そこには
ダンジョンで何かが起きたらしい。
会議の大きなテーブルの奥に向かって歩いていく。
少年は椅子に座ることにした。
数日前から、ダンジョンにきた人間たちが
とっさに振られて、少年はびっくりした顔をしていた。
何て答えたらいいんだろうか……。
「え、まあ、モンスターってカッコいいと思うけど……」
その声が聞こえて、
少年は
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