応援コメント

第130話 炎とともに」への応援コメント

  • 最後までしかと読ませていただきました。
    SKAの首領を倒し、妄執に憑かれた兄を倒し、金沢の片隅で世界を救って見せたマッドバーナー。人外の三姉妹が出てきたりして異能と強さがインフレを起こしそうな世界に対し、見事に決着をつけて平和な世界に導いてくれました。
    リビングドールというジョーカーだけが最後に種明かしをしないで終わってしまいましたが、きっと彼女も何かの異能者の一人だったんだと勝手に思っています。
    倉瀬夫妻にデレデレに甘える姿を見てみたかったですね。

    本作前編をkoboかkindleで手にしたのが2013年頃だったと思いますが、当時すでに連載サイトも閉じられていて、後半を読むまでにじつに10年かかったことになります…!
    それでも、待った甲斐はありました。
    これだけの熱量、さらに言うなら狂気が、丹念に織り込まれた作品はなかなかお目にかかれないと思います。
    こんなキャラなら売れる、ウケるみたいな媚びや打算を全く感じさせないマッドな登場人物の皆様、無茶と無謀をジェンガのように積み上げた世界設定、観光名所や雑学、オカルトのディテールで彩られた疾走感ある視界、耐火服(押井監督のケルベロスみたいなのを想像してます)が踏みしめる地響きのようなビート感と、倫理とかお構いなしの大破壊、第殺戮…を繰り広げる常識人の主人公。本作にはオンリーワンの魅力が詰まっていると思います。

    1いろいろ災難にも巻き込まれたりしながらも創作を続けてこられた作者さんに、10年越しにここで巡り会えた幸運に感謝しています。
    これからの作品も応援させていただきます。

    作者からの返信

    最後まで読んでいただき、本当にありがとうございます! 2013年の商業デビュー時に、Web上の小説を取り下げたほうがいいと人からすすめられたこともあって、マッドバーナーは消していました。

    あれから11年経ち、いまWebに掲載したらどうなるだろう、と思って、再掲したのが今回となります。

    そうしたら、まさかの続きを待っていた方がおられたと知り、本当に嬉しかったのと同時に、非常に申し訳ない気持ちになりました。お待たせしてしまい、すみません……!

    あらためて自分でも読み返してみると、荒削りではありながら、強いパッションに満ちあふれている作品だな、と感じました。最近の自分は、こんな風に作品を作っているだろうか? と振り返ってみると、試行錯誤はしていますが、なんとか流行りの土俵に乗ろうとして、本来の持ち味を失っているような気もします。そのことに、今回、気が付かされました。

    引き続き、色々な作品を書いていきますが、また、このマッドバーナーを書いた頃のようなパッションをもって作品づくりが出来るように、頑張っていきたいと思います! これからも応援よろしくお願い致します!