第3話 神絵師なので絵で仕事します(笑)
AIのチカラで神絵師になった俺は、次の無双を始めた。
神絵師がすることといえば、イラストレーターとしてのお仕事だ。
ネットで調べると、イラストの仕事ができるサイトはいくつも見つかった。
その中で、自分で自分のイラストに値段をつけることができるサイトに登録してみた。
「なんでも描きます 七千円」と、ちょっと強気な値段をつける。
サンプル画像に、AIが今まで生み出した中でもお気に入りの絵を
どの絵もよくできている。俺は男性も女性も描けるし、動物でもモンスターでも、ちょっとセンシティブなやつでも描き放題だ。
仕事を登録した途端に、お気に入りに入れてくれた人が三人ほど出てきた。仕事を頼むかどうか考え中、といったところか。
本業を終えて帰ってくると、メールボックスに通知メールが来ていた。
『あなたに依頼が来ました!』
おっ、思ってたより早いな。
クライアントの要望をメッセージ機能で打ち合わせをして、あとはAIに絵を描かせて納品。ここまで一時間もかかっていない。
時給にして七千円か……かなり割の良い仕事だな。
そのクライアントは小説を書いているらしく、WEB小説の表紙に使うイラストを探していたそうだ。
「素敵なイラストをありがとうございました! すごくキレイに描いていただいて嬉しいです!」
うーん、人間からの感謝の言葉はなんと気持ちのいいことだろう。
これ、副業としてたまに
その後も、ときどき依頼が舞い込んできて、俺は特に苦に思うこともなく、クライアントの望む通りの絵をAIで描き続け、ボロ
――しかし、まさかこの神絵師である俺を
〈続く〉
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