応援コメント

第69話 処刑②」への応援コメント

  • ジギスムント陛下の治世最後の大仕事が、我が子を謀反人として自ら刃を振るい、馘る事となったのは、晩節を穢さずに英雄として舞台を降りるにふさわしい事案です
    まさしく、マキャベリの君主論にある
    「君主が衆望を集めるには、なによりも困難を成し遂げ、みずからが類いまれな手本を示すことである」
    加えて、後を継ぐクラウディアが慈悲を示し人心掌握の強力な追い風ともなります

    バッハシュタイン公爵の謀反は理解出来ます
    しかし、未だに コンラート王子の謀反へと走った理由がふわふわとしたものに感じて落ち着きません
    長子相続で、継承権が第二位である事が誕生以前から明確で覆しようがない事は皮膚感覚で理解しているはずなのに、何故?という疑念が晴れません
    とりわけて、兄=弟ではなく、姉=弟という超えられない関係においては猶更です
    ディテールが追記される書籍化を待ちます

    【追記】
    「人間は、恐れている人より、愛情をかけてくれる人を容赦なく傷つけるものである」と君主論にあるように、コンラート王子が父 ジギスムントや王太女クラウディアを恐れていなかったが故の謀反だったのかもしれません その意味では二人とも王位継承者よりも家族として王位継承権第二位のコンラートに接するという失態を犯したのかもしれません
    それは余りにも非情かもしれませんが、王族や貴族としての宿命かもしれません

  • 既に姉が王位への道に厳然として存在し、自分の王位継承の可能性が限りなく低い状況で、いかに王位を手にするか

    暗殺に走らなかっただけ高潔と言えるかもしれんが、招いた結果はどっち
    もどっちだよなぁ

    誤字です

    己の欲望のために隣国を
    → 己の欲望のために隣国と

    作者からの返信

    誤字報告ありがとうございます。修正しました!