第4話「訂正する力」④
第二章「じつは~だった」のダイナミズム
第二章、読み終えた。しかし、この章、哲学者の言動が数多く紹介され、正直言ってちょっと難しい。なので、私が完全に理解したかというと心もとない。
しかし、あくまで私の感想文である。私が理解したと思われる部分を披露したいと思う。完全に理解したいと思われるかたは是非、本書を手にとっていただきたい。
さて、訂正する力、民主主義では必ずといっていい程に現行のルールを破る人が出てくる。例をとると、ガーシーという暴露系YouTuberが選挙に当選し、紆余曲折があって、逮捕される事件がそうである。
議員の特権を利用し、罪を逃れようとするやから。今後は民主主義の訂正する力によって、法を変え、そのようなやからがでないようにすることが求められる。
民主主義とは、みんなで訂正する力を行使することによって、ルールを常時見直し、現状にあったものにしていく行為である。
また、訂正する力とは「じつは~だった」と過去を振り返り、その事実に対して、認識を新たに更新していくことでもある。
人間は基本的に劇的に変化することはない。なので、つねに改革は過去の連続性の上に成り立つ。過去を「じつは~だった」と再認識することによって、訂正を繰り返し、社会をよりよくしていく。それが民主主義のあるべき姿だ。
またAIには今のところ、この訂正する力がない。現行のルールにしたがってのみ、運用が可能なAI、それに対して、人間は現状を外部から眺める「メタ視点」があるので、ルールを訂正する能力がある。
なので、今後もAIは人間の能力を補完する役割は担うけれども、人間を超えて、人間に敵対するということは考えられない。
AIをうまく使っていくのはあくまで人間の責任である。
以上、第二章では、今後ますます訂正する力が求められると締めくくっている。
次回、第三章に続きます。
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