第2話 困惑
「起きて、起きて、起きて―。薫、おーきーてーよー。」
俺は幼馴染に揺す振られながら起こされた、幼馴染の名前は葛城綾18歳、そして俺は遠藤薫俺も18歳だ、何のためにこれをやっているのか理解ができないが。因みに俺と綾も異能力持ちだ、俺の力は原子操作で
「もう、今日は朝から用事があるんだから早く用意して。」
そして俺は普段きている外出用の服をきて歯磨きをしてから朝ごはんを食べるために席に着いた。朝ごはんはパンとハムエッグとコーンスープのようだ。
「いただきます。」
俺はとっても美味しかったのでたったの五分で食べ終わってしまったが、それほど綾のごはんが美味しいわけなのだが。
「ごちそうさまでした。」
「おそまつさま。」
俺が起こされた理由は1つあって、綾が幹部を勤める組織『終末ノ
「さて、行くわよ。薫、顔合わせと初仕事よ。」
そう綾に言われ、俺は言われるがままに昔から二人で暮らしている家を出た、なぜ、二人で過ごしているかと言うと両方の両親とも海外に住んでいるからだ、因みに家は綾の両親の家を使っていて二人で住むにはいささか広すぎる豪邸なのだ。
そして、家から出て隣の家の前を通るとき俺たちより年下でもう一人の幼馴染みである尼崎凜がちょうど出てきて俺たちのところに駆け足で来た。
「おはよう、凜。」
「おはようございます、凜さん。」
「おはようございます。薫さん、綾さん。」
そう、挨拶する凜が心なしかいつもより笑顔で尚且つ覚悟を決めたような目をしていた。
「凜、やけに嬉しそうだけど何かあったのか?」
そう聞くと、凜は笑顔をさらに浮かべて。
「今日から私は
「へぇ、そうなんだね。可愛い凜が熾天使に入ることになるとは、すぐに人気投票で上位に行くかもね、それにその力もあるしね。頑張ってね。」
凜にも異能力があって力の方が重量操作で代償が飢餓なのでよく食べる、100円の回る寿司に連れてったときは一人で30皿以上は軽く食べてたと思う。俺は、まぁ、普通に人気投票のことも含めて頑張ってと言った。そして綾は。
「へぇ、そうなんだ。頑張ってね。」
と言った、まぁ、綾は人気投票とか見ないからね。
「じゃあ、行ってきます。」
「「行ってらっしゃい。」」
そう、俺たち二人が凜を送り出すと凜は自転車で大急ぎで行った。
そして、姿を見えなくなったのを確認してから。
「いやー、マジかよ。」
「マジのようですね。まぁ、困惑してるのはわかりますが行きますよ。私たちがすることはありますので。」
そう言われて、俺が綾に付いていって着いたのが俺と綾がよくきている知る人ぞ知る名店のような雰囲気のカフェだった。いつもと違うのは、closeになっていることくらいで、凜はその扉を開けなかには行っていったもちろん俺もそれに続いていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます