第2話 困惑

「起きて、起きて、起きて―。薫、おーきーてーよー。」


俺は幼馴染に揺す振られながら起こされた、幼馴染の名前は葛城綾18歳、そして俺は遠藤薫俺も18歳だ、何のためにこれをやっているのか理解ができないが。因みに俺と綾も異能力持ちだ、俺の力は原子操作で代償反動は代償としてはとっても軽い、甘いものがとっても食べてくなるというもので綾の能力は時空間操作らしく巻き戻してりはできないが、時間をほんの一瞬だけ止めたり自分以外の時の流れを遅くしたり、目に見える範囲の短い距離を転移できる力で代償は一生に関係してくるタイプで160センチ以上に身長が絶対に伸びないというとんでもない代償だ。


「もう、今日は朝から用事があるんだから早く用意して。」


そして俺は普段きている外出用の服をきて歯磨きをしてから朝ごはんを食べるために席に着いた。朝ごはんはパンとハムエッグとコーンスープのようだ。


「いただきます。」


俺はとっても美味しかったのでたったの五分で食べ終わってしまったが、それほど綾のごはんが美味しいわけなのだが。


「ごちそうさまでした。」

「おそまつさま。」


俺が起こされた理由は1つあって、綾が幹部を勤める組織『終末ノ者達アポカリプス』という組織へ勤めることが正式に決まったのだそれもこれまで誰一人として部下をもたなかった幹部の一人コードネーム『瞬刻モウマン』こと、綾の直属の部下になることがボス(組織のトップ、姉御肌な女性)に正式に認可されて、他の幹部達への顔合わせと初任務も兼ねていると昨日に綾が言っていた。


「さて、行くわよ。薫、顔合わせと初仕事よ。」


そう綾に言われ、俺は言われるがままに昔から二人で暮らしている家を出た、なぜ、二人で過ごしているかと言うと両方の両親とも海外に住んでいるからだ、因みに家は綾の両親の家を使っていて二人で住むにはいささか広すぎる豪邸なのだ。


そして、家から出て隣の家の前を通るとき俺たちより年下でもう一人の幼馴染みである尼崎凜がちょうど出てきて俺たちのところに駆け足で来た。


「おはよう、凜。」

「おはようございます、凜さん。」

「おはようございます。薫さん、綾さん。」


そう、挨拶する凜が心なしかいつもより笑顔で尚且つ覚悟を決めたような目をしていた。


「凜、やけに嬉しそうだけど何かあったのか?」


そう聞くと、凜は笑顔をさらに浮かべて。


「今日から私は熾天使セラフィムの第三支部、支部や周辺を担当する支部に配属がというかまぁ、そこに所属する教育隊に入ることが決まったんですよ。まぁ、教育隊と言ってもほとんどが実践か任務でたまに座学があるくらいですけどね。」


「へぇ、そうなんだね。可愛い凜が熾天使に入ることになるとは、すぐに人気投票で上位に行くかもね、それにその力もあるしね。頑張ってね。」


凜にも異能力があって力の方が重量操作で代償が飢餓なのでよく食べる、100円の回る寿司に連れてったときは一人で30皿以上は軽く食べてたと思う。俺は、まぁ、普通に人気投票のことも含めて頑張ってと言った。そして綾は。


「へぇ、そうなんだ。頑張ってね。」


と言った、まぁ、綾は人気投票とか見ないからね。


「じゃあ、行ってきます。」

「「行ってらっしゃい。」」


そう、俺たち二人が凜を送り出すと凜は自転車で大急ぎで行った。

そして、姿を見えなくなったのを確認してから。


「いやー、マジかよ。」

「マジのようですね。まぁ、困惑してるのはわかりますが行きますよ。私たちがすることはありますので。」


そう言われて、俺が綾に付いていって着いたのが俺と綾がよくきている知る人ぞ知る名店のような雰囲気のカフェだった。いつもと違うのは、closeになっていることくらいで、凜はその扉を開けなかには行っていったもちろん俺もそれに続いていった。

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