伍話 殺人鬼ジャック・ザ・リッパー

数日後

夜中の人気のない路地裏

逃げ惑う1人の男とそれを追う男2人


男「こ、来ないでくれ……うわぁぁぁ」

吉敷「ほら早くやりなよ」

崇文「あぁ」


バン


男「ウッ……」


バタン


吉敷「おめでとう!殺人鬼ジャック・ザ・リッパーの共犯者は初の人殺しだ!」

崇文「あぁそうだな」

吉敷「嬉しくないのかい?」

崇文「嬉しいさ……ただ実感がないだけだ」

吉敷「そっかぁ……あ、ここに『殺人鬼ジャック・ザ・リッパー』が殺ったこと分かるように血文字書かないかい?」

崇文「いいなそれ」


路地裏の壁に

『ジャック・ザ・リッパー参上』

と書いた


次の日

ニュースで

「巷を騒がしている無差別連続殺人事件の新たな情報です。

昨夜起こった事件では壁に『ジャック・ザ・リッパー参上』と書いてあったとの事です。

死因や手口が一致するとのことです」


崇文「ニュースなってるな……」

吉敷「これからジャック・ザ・リッパーの名を広めよう!」

その時の吉敷の顔はニコッと不気味な顔をしていた。

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