肆話 ミ=ゴ

それは冥王星から来たるもの

人外の手腕を以て貴方の脳を奪うもの

冷たい円柱に閉じ込められてしまうだろう

逃げなければいけない

否、そもそも出会ってはいけない


ユゴスよりのもの、ミ=ゴの招来を目撃した


崇文「なんだ……こいつは……」


人ならざるものが目の前にいる

見間違えかと思って目を擦るが、見間違えではなく、はっきりと見える


崇文「ッ……化け物……」

吉敷「化け物なんて失礼だなぁ、彼は俺の……俺達の仲間だよ」

崇文「な、仲間?!こんな化け物が?!」

吉敷「化け物みたいな見た目だけど、すごく頭がいいんだ。

そうそう、最近殺人鬼現れたでしょ?あれ、俺なんだけど……なんで俺が犯人て、分からないか知ってる?」

崇文「…」

吉敷「あれはな、こいつに色々教えてもらった方法で殺ったらばれなかったんだ!ここまで言ったら俺がなんて言いたいか分かる?」

崇文「……俺がお前の共犯をやればそいつの知識くれるて、ことか……?」

吉敷「多方そうだよ」

崇文「はは、こんなこと現実であんだな……」


少し間を開けてから


崇文「はは、おもしれぇ、いいぜ、共犯になってやるよ」

吉敷「本当か!」

崇文「ただし、殺人鬼ジャック・ザ・リッパーと名乗る」

吉敷「……お前がか?」

崇文「お前がジャック・ザ・リッパーの子孫て、ことが事実なら調べれば足がつくだろ?だから俺が名乗ればバレにくいと思うんだ」

吉敷「……いいなそれ」

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