第5話初めての、、、?

「魔法少女みこりんのオンリーイベント?」


今日も学校帰りにあかねは僕の家に寄り道をして、僕の部屋の壁に逆立ちしていた。


何故、逆立ちをしているのかは分からない。

程よく、肉付きの良い細くて長い、色白な肌の太ももにレースの真っ白なパンツが丸見えだ‼︎


あかねには僕の前で羞恥心というものは無いのだろうか?


「こっちに来て、これを見て!イベントの広告」


僕が広告をあかねに差し出すと、あかねはすぐに逆立ちを辞めて、僕の方に寄ってきて、差し出された広告を見た。


「実は、イベントの開催日があかねの誕生日なんだ。だから、その、、、あかねにはごめんだけど、今年の誕生日会には行けない。」


無言のまま、広告を見続けるあかね。


「どうしても行きたいイベントだから。もちろん、誕生日プレゼントは必ず用意するし、お詫びはする!だから、今回だけお願い‼︎」


目をぎゅっと瞑って、両手を合わせてあかねに拝んだ状態。



シーンと静まり返る部屋。



返事がない、、、、。


怒ってる?

何か返事をしてくれー!


恐る恐る目を開けると。


ガシッと、いきなり両肩を掴まれて、目をキラキラと輝かせたあかねが満面の笑みでにっこりと微笑んだ。


「いいよ!行って良いよ!誠一の好きな事だもん。良いに決まってるじゃん!」


その言葉を聞いた瞬間、僕の抱いてた不安は一瞬にして吹き飛ばされた。


あかねの満面の笑みが心に染みて行く。


一緒にいるだけで、どんな不安も消し去ってくれる。


あかねは常に前を向いて走り続けている。


それが、とても羨ましい。


「ありがとう‼︎」


笑顔で言うと、あかねも笑ってくれた。


「それはそうと、お詫びって何をしてくれるの?」


「えっ?」


急にあかねの雰囲気が変わると、僕の頬に汗が流れる。


「そっ、そうだなぁ?あかねがして欲しい事をするとか、、、かな?」


んっ?


なんか、僕、凄くまずい事を言った気がする。


「私が誠一にして欲しい事。本当にしてくれる?」


ニヤリとあかねが口角を上げて、ジリジリと僕に詰め寄り壁に追い詰める。


僕の背中が壁に当たると、あかねの両手が顔の横を通り過ぎる。


かっ、壁ドン⁉︎











「キス、、、して。」








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