第11話 最初からおかしいと気付くべきだった
「おかしい……こんな
だいたい……
(当然、同格か……
― チュイ……チュイン…… ―
さっきから……駆動脚に装備された
「やのに……なんでや?! なんでアイツらはこんな路面で
しかも……あいつ等がコロがしとるM.Gは10年は
バックモニターに映る奴等のマシンは……こっちより多少は
「いや、おかしいやろ!! だいたい……道路でも
『お嬢! ここは辛抱です!! 今は
(いかん……また頭に血が
ヘッドセットから響く
(たく……昔から理屈っぽいやっちゃで!!)
「心配すなアホ。
『若い娘が屁ぇって……お嬢……はしたないわぁ……』
「やっかましわ!!」
そや、わてらこんな所でヤられる訳にはいかんのや。若いからってアイツらのテクを下に見とったのはこっちの落ち度やが……まだ最初に打った博打が効いとる!!
「なぁ、お前らはどうするつもりや? コースの最後……
――――――――――
「何だよミスって?」
確かに“
『簡単な事だ。俺達の事を客観的に見てみろよ……マシンは旧型で時代遅れの
言われてみれば……姉御の見た目にすっかり勘違いしてたが、相手から見れば俺達はガキもイイとこだ。
「そんなもん……なのか?」
……俺にとっちゃああまりにも当然だから気にもしてなかったけど、
『ああ……あいつ等からしてみりゃ
そりゃ分かる訳がねぇわ。
『あいつ等……自分達が先行さえすれば多少コーンを取りこぼしても
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