うちの師匠は弟子の魔法使いとは違いバリバリ近距離で殴り合いをしている。

誤字はすてーたす

師匠と弟子のとある1日。

僕は師匠に魔法を習っている16歳ミズナ。そして、師匠も僕と同じ魔法使い…。ではなくバリバリ近距離で殴り合いをしている…。

いやなんで!なんで師匠は近距離を…!?普通魔法使いじゃなくて!?3年間一緒に居るけども…。師匠のことは詳しくは知らない。見た目は若く20歳後半ぐらいで女性…。けど!会う人会う人、老人や老婆…。なんなら、数百年前暴れてた怪物とも会う。3年間居て様々なところに行ってはそんな感じなのである。だから僕は今日!師匠の謎を暴きに行くことにする。


太陽が登り始める朝…。

テントの中で体を起こす。

街を転々とする為…。野宿したり、町宿に泊まったりする…。最近は野宿が多いが…。師匠はだって?一緒に寝ないのかだって?町宿はお金の都合上一緒の部屋でベット別々に寝るが…。狭いテントを2人で寝るのは寝返りができないから嫌だ。それはお互い合意の上…。いや…。師匠は少し嫌々…?今思うとなんでだろうな…。テントはふたつある。

眠たい目を擦りテントを出ようとする。

弟子の朝はは…。

グツグツ…。

「あ。ミズナ。おはよう。」

そこには炊飯でご飯を炊いている薄着な師匠が居た。

「あ。服着てください。」

「あ。ごめん。すぐに着るわ。」

師匠は立ち上がり自分のテントに向かう。

そして俺は師匠の続きを引き継ぐ。

(…。相変わらずあの人は…。)

俺がため息をしていると…。

「どうしたの?溜息なんてして。」

服を着た師匠が戻ってきた。

「…。いや。なんでも。」

「そう。何か当たったら言ってね。」

そう微笑みかけてくる。

「あー。なら聞きたいことあります。」

僕は師匠に体を向ける。

「ん?何?」

そう首を傾げる。

「どうして師匠って魔法を使わないんですか?」

「あー。それ?言ってなかったけ?」

頭に手を当てて少し苦笑い…。

(何か隠してるよ…。)

「言ってませんね。気になります。」

僕は何か引っかかりが当たったが…。気になる。

「なら、今日の夜教えてあげるよ。」

師匠は笑顔でそう答えた。

「そうですか。楽しみにしてます。」

僕もその笑顔に吊られて笑顔になる。

「さぁ!さっさとご飯食べて特訓するよー!今日は何も無いしじっくりやろう!」

「はい。」

僕達はご飯を食べて特訓をする。



太陽は少し上がっていた。

「今日は魔力の精密操作を上げよう!」

そうして僕は座禅を組む。

魔力を一定に出し続ける修行…。

一方師匠は木に向かって正拳突きをしている…。

鈍い音を立てて木が一本…。二本と次々に倒されていく…。

最近は見慣れたが修行当初は見慣れずチラチラと視線に入ってとても集中出来なかった…。

けどごく稀に魔力が乱れることも多々…。

「ミズナ!乱れてるよ!」

「す…!すみません!」

僕はさらに集中する。

すると師匠は僕の肩をぽん…と叩き…。

「体の力抜いて…。吸ってー…。吐いて〜。」

「・・・・。」

ぶぁぁぁぁ…。

とてつもない魔力が体から出ていく。

「良いね。それを魔力が無くなるまで続けよう。」

そうして俺は魔力が無くなり続けるで座禅を続けていた。

太陽が1番上に来た時僕は魔力を使い切った…。

「はぁ…はぁ…。」(やっぱりこの修行疲れる…。)

「よし…。おしまいだ。昼ご飯に…。ん?」

師匠の元に近づいてくる鴉…。あれは…。足に巻き付いているのは手紙か…。

師匠は腕を伸ばし鴉が手に乗ってくる…。

師匠はすぐに手紙を取り広げる…。

「!」

主の顔が少し曇る…。

「ミズナ。魔力ある?」

僕に質問をしてくる。

「魔力は無いですが…。魔力瓶ですぐに回復は出来ます。」

僕は自分のバックの中にある瓶を取り出し飲む。

「行きますか。」

「あー。行くぞ。助けに。」

僕は早々に空飛ぶ魔法を使い師匠の指示の元救援に向かう。




とある町にて…。

「はぁ…。はぁ…。」

(当たりは火の海…。それに他の人達も逃げれてない人も数人…。これはまずい…。どうしてこんなにも急に魔物が町を襲いに…。)

魔物の群れが俺に目掛けて突進してくる…。

「ぐはぁ…!」

突進を避けきれず俺は数十メートル吹き飛んだ。

(まずい…。これだとこの町は本当に滅ぶ…。誰か…。たす…。)

ぽつ…。ぽつ…。

(なんだ…。雨か?)

ものの数秒の出来事…。

小雨が降ってきて大雨と成る。

そして家屋の火は消えていて…。何故か俺にも力が入る…。漲る…!

魔物達は何かを察したのか…。空を見上げる…。

視線の先に居たのは…。空を飛んでいる人2人だ…!!!


上空

「ギリギリですかね?」

僕は辺りを見渡す…。

「リカバリーレイニー…。いい魔法じゃないか。どこで習った?」

少し嬉しそうな表情をしていた。

「昔読んだ本に書いてあったので…。ココ最近ちまちまを…。」なんでそんなに嬉しそうな表情を…。

すると…師匠はため息。

「それはまぁいいんだが…。魔物達も回復するだろ…。」嬉しいから仕方ないだろ。

「全体回復魔法なので…。」そうですね。

俺は苦笑いをする。

「わかった…。身体も訛ってたし丁度いい。全部私やるよ。」

「お!やった!僕はけ…!」

「ダーメーだ。お前は私のサポートと、住民の救助。」

「仕事多くないですか?」

「やれ。」

「はい…。じゃ魔法切りますよ。」

僕は泣く泣く師匠の空中浮遊魔法を解く。

どーーーん!!!!

砂埃を激しく撒き着地した。

(まぁ…。僕は師匠の動きでも見て…。・・・・?ん?)

少し空気が変わった。師匠の周りじゃない…。別の所…。

(町の南門から嫌な魔力を感じるなぁ。もしかして魔物使い?この原因はまさか…。)

「し…!」

言うよりも早く師匠が反応した。

「行ってこい!ここは私に任せろ!」

(いや…。師匠に行って欲しいんだけど…。)

溜息をつきながらも…。師匠の指示だ…。行くか。

その嫌な魔力を感じる所に向かった。



(行ったか…。あいつあの感じ嫌そうだったなぁ…。まぁ。良いか。すぐに終わらせてミズナの所に行くか…。)

すると魔物たちが襲いに掛かってくる。

「うぁ。まじか。」

私は拳に力を込め…。

(町を壊さないように…!)

振り抜く!

魔物たち数体は粉々になってしまった。

辺りの魔物は怖気付いたのか…。魔物はみんな退散して行った。

「あれ?意外に弱いんだな。」

(…。す…。すごい人が来たな…。)



町南門にて…。

「なんか…。魔物達が逃げたな…。・・・。」

辺りを見渡すそいつは僕を見た途端。

「けど面白そうなやつ来たな。」

笑みを浮かべる。

(うぁ。どうしよう。笑ってるよ。)

上空からでもわかるキモイ笑顔。

(降りようかなぁ。どうしようかなぁー。まぁ。良いや。空から攻撃しちゃお。ウォーターハウンド…。)キューーーイン!!!!

あいつから高い音と共に後ろの水色の玉が出てくる。

(マジかよ!火力高そう…!)

それが俺に向かって飛んでくる…!

(うぉ!まじか!)

ギリギリ全弾交わすことが出来た…。が。空を見上げる時には…。

(いない…!)

後ろに気配が…!

後ろには杖を構えているやつがいる…!

咄嗟に後ろを向くがもろに杖の打撃を受けてしまう…。

「ぐはぁ…!!!!」

俺は軽く数メートル飛ばされた…。

どうにか受身を取った…。視界がぼやけるぐらいには強い一撃…。けど…。けど…!今思った事が2つある。それは…。

「お前!魔法使いか!」

「あ…。うん。そうだけど。」(頑丈だな。こいつ。早めに仕留めとくか…。)

するとやつはまた同じ魔法を繰り出そうとする。

「待て待て!今は質問を聞け!」

(何がしたいんだ?)

「良いよ。」

魔法を引っ込めてくれた。

「どうしてお前打撃で来るんだ!」

「いや…。狙えるから。」

こいつバケモンかよ。

「ちっ!2つ目だ!お前はどうして水が周りにないのに水の魔法が使えるんだ!?」

どうにか視界が治ってきた…。お前の動きがわかった…。あとは詰めるだけだ…。殺す…。

「ん?よく分からないけども使える。」

はぁ!?水が近くにない状態での水の魔法使いはとてつもなく希少でこの世界の魔法はだいたい土の風が多い…。こいつ上玉だ…。

俺は立ち上がり…。

「お前のお陰で視界は治った!これでお前をこ…。あぁ…!?」

すると俺は床に倒れ込む。

「ど…。どうして…!視界が…。治ったはずなのに…!!!!」

「やっぱり効いてた。普通にクリーンヒットしてたのに倒れないのは頑丈だなって。強がり…。」

するとそいつは俺に近づき杖をを構え魔法を唱える。

「じゃあね。名も知らない魔物使いさん。」

(クソ!ここまでなのか!?)

「デスティネーション。」

「え?」

俺は飛ばされてしまった。

「ふぅー…。魔力ほぼ無かったし疲れたわ。」



とある森の中

森の中に飛ばされたか…。俺はいずれあいつを絶対殺す…。まずは傷をいや…。

「・・・・?」ガタガタ…!!!!(何だこの震えは…!!!!森の中にいる!)

「誰だ…!!!!出てこ…!!!!」

スパン!

「ぎゃーー!!!」

腕を一刀両断…。

「お前…。魔法使いに負けたんか…。」

「・・・!!!痛い…!!!!」

「うるさい。」グサッ…!!!!グサッ!



「・・・・・?ん?あー。死んだか…?まぁ良いや。」ふぁぁあ…。



「数百年ぶりに動くか…。あいつの弟子だといいなぁ。」

ガハハハ…!



その後町に数日残り復興を手伝い2ヶ月後には復活しいつもの生活を送っていた。その間に師匠は町の男どもを集めとことん鍛え上げていた。恐ろしい…。

そして僕たちは今別の所に向けて馬を走らせてい居る。

「ところで師匠…。」

「ん?なんだ?」

「そう合えばあの時の質問って答えてくれませんか?」

「あー。嫌だ。」

「いつになったら教えてくれるんですかー!」

僕は叫んだ。

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うちの師匠は弟子の魔法使いとは違いバリバリ近距離で殴り合いをしている。 誤字はすてーたす @Status-Gozi

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