夫婦漫画は現在です!

だいぶ執筆が進んだ俺は本文に取り掛かっていった。


「ここからは未来のことだもんな…」


本文の後半…俺たちの時系列はもう現在に追いついてきていた。つまりだ…


「志那を真似て、実際にやってみた方が描きやすいよなぁ…」


恋愛小説は恋人がいると書けないと言われることもあるが、そこはうまく書くしかない。


「志那〜ちょっといいか?」


俺は志那の仕事部屋にノックをする。俺たちの家は二階建てで2階部分にそれぞれの仕事部屋がある。


まぁ、こうやってドアを叩くことはなかなか少ないんだが…。


「はーい。入っていいですよー」


お互い仕事中は集中してるせいか気づかないことが多かったが、今回はどうやら気づいたらしい。


「ちょっといいか?」


「いいですよー、ちょうど休憩場と思ってたところですし」


俺はそれを聞いて話す。


「今からちょっと出かけないか?」


そうして俺は恋愛小説定番のイベントを志那に提案するのだった。

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