俺のことを友達だと思っているハーレム野郎は、転生して勇者になった。

激 辛

第1話



「それはただの見殺しだ。お前はその力があって殺さなかった。」


「お前よりはいい。他人を信じられないお前よりは」


ーーーー

少し早めに学校について、時間に余裕を持ちながらゲームを堪能をしている時に厄介者に話しかけてくる男がいる。

「よぉう、雪!今日も朝から眠そうな顔をしているな」



「・・・徹夜でゲームしたからな」

毎日、同じ朝のやり取りだ。いつもこの自称俺の友達、友は毎日俺に、眠そうだなと聞いてくる。


「またゲームかよ。・・・ゲームばっかりしてると健康に悪いぞ」

そう、コイツは俺に注意したいだけと・・・


俺は前に、ほっといてくれて話しかけないでくれと言った。余りにも同じ話を繰り返してくるからそう言ったが変わらない。


「・・・まぁ楽しいからなぁ」

もうめんどくさいので、普通に答えることにした。


「分かんないなぁー、俺はゲームとかしないから」

分からないなら、聞いてくるよな。


「あ、おはよう!!とも!!またそんな奴と話してるの?」


「おはよう、春!!友達だからなぁ」

その返事の内容的に友達じゃないだろう。


ーーー

3分後

「雪!!おはーよう!!」


「おはよう夏!!」

朝が大変うるさい優のハーレムメンバー達


「もう、雪さっきまで私と話してたのに夏の方を向かないでよ」


「ごめん、ごめん」

ーーー



「おはようございます。雪さん」


「秋、今日もメガネ似合ってるね」


「・・・ありがとうございます」


本人は知らないが、いつもこんなやり取りを見せられてるせいで、クラスメイトの中では優は嫌われている。表向きにそうなってないだけ、ハーレム女子達も、みんなからひかれている。

ーーー


「はい、これ」


「ありがとう、優」


グループワークで使う資料を優に渡す。


優は知らないが、みんなからよくアイツと仲良く出来てるなと俺は言われる。


俺もあんな嫌味で場所を考えないハーレム野郎と仲良くする気はないが、省くようなことはしたくない。まぁそのせいで懐かれて友達だと誤解されているんだけど、まぁそれも一度言ったし、騙しているようで悪い気もしたから女子との関わり方についても話ことがある。そしたらむしろ俺がハーレム女子達に嫌われただけだった。


春「ねぇ、雪くんそれ私にも見せて」


雪「いいよ」


春「なにこのダサい資料??作ったの誰?」


優「・・・俺」


春「ウケるんですけど」


理不尽だわ。


ーーー

授業が終わって、帰っている途中に厄介な奴に話しかけられる。


「なぁ、優。今日はカラオケに行かない??」


「えっ」

マジでコイツどんだけ誤解すんだよ。マジで仲良い友達と思われたくないんだけど、


「えっ、雪くんコイツ誘うの?」


「私達だけ、行こうよ!!」


「そうですよ!!私達だけ行きましょうよ!」

なんで、こんな空気前提誘うんだよ。つかそうやって俺が嫌がられる所見たいだけだろう。


雪「俺はさぁ、優と一度行ってみたいだよ。なぁ春達も一度くらいはいいだろう」


春「え、まぁ一度だけだったらいいか」


夏「私もいいよ」


秋「行きましょう」


いや、俺の意見は??

 

「嫌だけど、予定あるし」


雪「どうせゲームだろう。」


春「そうだよ、どうせ家でそう言うゲームやってるだけでしょ」


夏「そうだよ!少しは人と関わりなさいよ」


秋「私もそう思います。人と関われないと今後困りますし」


何だ謎この一体感??類は友を呼びすぎだろう。


「まぁ、確かにゲームだけど」


雪「なら、いいじゃん!!」


春「ほら、やっぱり」


夏「素直にすぐにいくって言えばいいのに」


秋「キモ」


一人内心出てるし、


「オンラインだから」


雪「オンラインでも、関係だろう。ゲームだし」


春「そうだよ。どうせ相手の顔も知らないし」


夏「そんな人とばっかりだからモテないんですよ」


秋「キモ」


いや、そのオンライン相手の人が今前で俺の困った状況を見てニヤッとしてるんですけど、


「あぁー、もうとりあえず、俺は・・・」


その瞬間だった。俺の床に魔法陣のようなものが現れて、俺達は言葉を出す前にその光に包み込まれた。


  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

俺のことを友達だと思っているハーレム野郎は、転生して勇者になった。 激 辛 @eaconnn

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ