キミが世界で一人になった日
キミが世界で一人になった日
僕はキミと出会った
すごく泣いて 泣いて
寝不足で待っていた僕を起こしてくれた
キミが世界の一人になって
また僕の世界に一人が増えた
笑ったら 嬉しい
泣いても 愛しい
お互い一人なのに 不思議だ
キミが世界で一人になって
キミの世界に一人が増えて
広がっていく 広がっていく
世界には一人しかいなくて
でも 折り重なって形を創る
一の重なりは
幸 の一文字になり
悲 の線にもなるね
なにも漢字じゃなくたって
一人一人の重なりは
キミの世界で 僕の世界
一人たちの一人だけの彩り
僕が世界で一人になってから
足もとにそのうち
本当の独りがやってきて
キミの世界にさよならをする
でも いい
キミが世界で一人になった日
初めて世界の一人目になった
キミと僕とあなたと
重なり合っていく世界を
キミの世界にサヨナラをする その日まで
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます