どこにいこうか
昨日までは迷わなかった
自分が行きたい場所だって
つま先の向く先なんて
笑いかけられた目尻に刻むのは
一歩先を見た証
僕は追いかけるだけでよかった
あんた越しに見てた道のりは
こんなに広く眩しかったんだ
目が開けらんないのなら
暗闇だって変わらない
ミライ? ショウライ? 笑わせる
船頭がいなくなったのに
ムゲンは迷子と同じこと
居なくなったのに明るいなんて
不謹慎だと怒るかい?
でもそれは仕方ない
大きな背中の居心地が あれだよ
木陰みたいなもの
子どもの頃から隠れ家だった
登ってみただけの景色をどうして
自分のものと思ったんだろう
辿り着かなけりゃ ずっと
景色は景色 地図は地図
アカルイ? ミライ? なんのこと
印をつけた目的地
ひとりでなんて思わなかった
それでもあんたは笑うだろうな
困ってんだろ ざまぁみろって
やれるもんならやってみろ
行けるもんなら行ってみろ
まだ地に足がつくだろうがって
眩しく笑って 皺刻んでさ
目が開けらんないのなら
暗闇だって変わらない
イチニチイッポ 笑わせる
翼が生えても足りやしない
あんたが眩しくしたからさ
でも
あんたが教えてくれたから
ミライ? ショウライ? 笑えるね
ムゲンの迷子良いじゃない
どうせ昨日には帰れない
さて 明日はどこにいこうか
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