リ・スタート

何回だって 何度だって

憧れだって 情動だって

悲劇だって 喜劇だって


キミの心をノックしたなら

キミの扉のノブを回すなら


光だってあるさ

暗闇だって差し込むさ


埃かぶった靴

通知を無視したスマートフォン

電池の切れた時計のままで


キミの時間が止まっても

鼓動の音は止まないで

上下する胸が数えてる


いつから いつまで

腐って枯れても カタチは留め

キミがキミのままだから


何回だって 伝えよう

何度だって 叩き込もう

羨むほどの憧れを

溶けて燃え上がる情動を

絶望以上の悲劇を

震えあがるほどの喜劇を


指先ぐらいは動いただろう

埃と光の妖精が出て行けって言っている

闇の底の底にいて

涙が枯れないキミとなら


見ることを止めなかったキミだから

目を閉じなかったキミだから


心をノックする

始まりのキミの扉を いま開く



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