第2話
「危ないー!」
甲高い叫び声と共に、何かが思い切りぶつかってくる。
「いった…っ!」
一瞬のことに戸惑うが、ぶつかってきたのはどうやら同じ学校の女子生徒らしい。制服を見て気づく。
「…あ……危ないって言ったじゃん!」
え…そっちがぶつかってきたのに??
謝罪もなく第一声は文句。ぶつかってきたのはそっちなのに、随分驚いた。
「ねえ、お詫びにちょっと付き合ってくれない?」
「…は?」
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