高校生!高校生!

高校生多すぎィ!

 さて、サブタイトルの通り今回自主企画で応募してみて一番印象に残ったのは「高校生多すぎィ!」というところです。少子化?嘘だろ?きちんと数えてないけど、体感として4人に1人くらい高校生だったんじゃない?


 その理由はすぐ分かりました。この前「カクヨム甲子園」が行なわれていて、それ用に書かれたものが条件に一致したためにバンバン提出されてるわけです。その他にも「高校生か中学生だな」と思われるものがたくさんありました。プロフィールに中高生とはっきり書いてある、近況ノートで学生だとはっきりわかる、「中高生集まれ!」という自主企画に参加している、などなどです。


 最初に言うと、別に高校生だからダメというわけじゃないんです。高校生でもしっかりした子はたくさんいます。そこを踏まえて欲しいのですが、おそらく高校生というか若い子に多いと思うことと、この自主企画の闇で述べたことは割と関係あります。それは他の自主企画を主催する方が悩まされていることと一緒だと思うのです。


 おそらく、「誰かに読まれている」という意識がものすごく希薄ですよね。


 そんなにコメントが欲しいなら、まずはリアルの人に見せなさい。それが恥ずかしいと思うなら、何故それを見ず知らずのコメントつけるって言ってるだけの自主企画に提出できるんだい?


 まず、リアルの人に見せられないものを赤の他人に読ませようってものすごく怖くない?


 これ書いてる人の性格がものすごく悪くて「うっわヘッタクソ」だけコメントついたらどうするつもりだった?


 ぶっちゃけこれを書いてる人、どんな人だと思う?人だと思わなかった?なんか自動ロボットみたいなのが巡回してきて「読みました!面白かったので☆ひとつです!」見たいなの想像した?


 わりと煽りめに書いたのですが、この「読者を意識する」というのがひとつ小説家としてのステップだと思ってて、読者を想定しない妄想書きなぐりの段階から読者を意識して「どう見せればよいか」に進むと「ズベの素人」から「頑張るアマチュア」くらいちょっと作風が変わると思うのです。正直嫌いなクラスメイトに見せるくらいの勢いでやってほしいところではある。そのくらい少し他人を警戒してほしいなと思うわけです。


 何でもそうなんですけど、わざわざ人に見せるものは人に見られてもいいものを出しましょう。別に強制したわけでもないんですから……。


 あと小説関係なくすごーく気になるのが、今回は特に見なかったけど、見る人が見れば素性がわかるかもしれないなーという活動をしているっぽい学生結構いるよね……ということ。Twitterとかで「今日は学校の〇〇(行事名)!」みたいにツイートして、それで検索かければまず学校名出てきて、それから発言内容をもう少し吟味すればあるいは……みたいな感じ。うーん、あぶない!


 例えば私がすごく悪い人だったとして、そんな学生に「読んだよ!めっちゃ面白かった!今度アンソロ作らない?どこ住みか教えて?」と学生を装って持ちかけたら一発でいろいろ個人情報抜けそうだなーとか思うわけです。


 そんなアホな奴いるのか、と思うかもしれないけれどもこの手のワナビ商法は結構あるし、私は騙されないと思っていても騙されるのは振り込め詐欺でわかってること。学生はお金ないから振り込め詐欺の対象にはならないけど、別の何かを持っていかれるかもしれないよ。


 というわけで、Webで活動するなら「常に人間と話していると思え」「画面の向こうは悪い奴かもしれないと思う」のは必須だと思うので気をつけてほしいなと思うのでした。気をつけてね。


 そういうわけで次回は「高校生にオススメの大人にウケる短編小説の書き方」だ!

 オトナは高校生の何を嫌うのか、汚い大人が悪いのか、ピュアな心を持てない大人が終わっているのか。高校生は大人になりたくないのか。


 そんなものは書きたくない?

 そうか……それは残念だ。


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