第26話 結婚


 結局は四人と寝てしまった俺は四人からラブコールを受け続けることになった。

 避妊はこっちでは魔法を早くに受けるらしい、で子供を作りたくなったらそれを解くとのことだった。

「こっちで結婚ってどうするの?」

「結婚しましたーで終わりかな?」

「まじかよ!指輪とかは?」

「なにそれ?あーしは知らないけど」

「じゃあ四人とも指輪を買いに行こう」

「ん?なんで?」

「俺の住んでた所じゃ結婚の証として左手の薬指に指輪をつける習慣があるんだ」

「なにそれ!いいねえー!」

「私達結婚するの?ねぇ?」

「え?しないの?」

「「「「する」」」」

「じゃあ、指輪を作りに行こうか」

「「「「うん」」」」

 全員顔真っ赤にしてアクセサリー屋に行く。

「できるだけシンプルなやつの方がいいよな?」

「そうね、装飾がすごいとつけてられないわ」

「うちもそれでいい!」

「あーしも!」

「同意で」

 というわけで五人分の結婚指輪を作ってもらうことになった。アクセサリー屋に話したらそれはいい!といってアイデアを貰ってくれた。

 五人それぞれ少し違うが模様がつけられたシンプルな指輪が完成して左手の薬指にはめていく。

 みんなその手を広げてみたり指輪を触ったりしている。

 もちろん俺の手にもはめてある。

 しかし異世界で嫁を四人ももらうなんて思ってもみなかった。


 これからこっちで生活して行くのにユニークが邪魔だなと思ったら、


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 ヒロト  20歳  ランクB

 レベル107

 力 SS

 体 S

 速 SS

 知 S

 魔 S

 スキル 剣術 体術 短剣術 投擲 槍術 乗馬 解体 鑑定極 身体強化 魔力循環 生活魔法 四大魔法(火、風、土、水) 回復魔法 付与魔法 氷魔法 雷魔法 アイテムボックス 認識魔法 空間魔法 時間魔法 解呪魔法

 ユニーク 

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 ユニークが消えていた。これで普通なのかな?一度部屋に戻って日本に帰還する。


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 ヒロト  20歳  ランクB

 レベル107

 力 SS

 体 S

 速 SS

 知 S

 魔 S

 スキル 剣術 体術 短剣術 投擲 槍術 乗馬 解体 鑑定極 身体強化 魔力循環 生活魔法 四大魔法(火、風、土、水) 回復魔法 付与魔法 氷魔法 雷魔法 アイテムボックス 認識魔法 空間魔法 時間魔法 解呪魔法

 ユニーク 異世界人

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 どうやらあっちの世界の人間になったようだ。でもこれで良かったんだと思う。あっちで同じように歳をとっていけるからな。


 異世界に戻ると、なぜか魔力の通りが良くなった気がした。これがこっちの人間の魔力なのか?やはり異世界人は魔力の通りが悪いのかもしれないな。


 あと最近してなかったギルドに行ってシャンプーとコンディショナーを卸すと泣かれてしまった。これからはちょくちょく来ると約束して帰ろうとしたら、他には?と聞かれてしまったのでグラスとコンパクトミラーとコームも、だしてあげたら喜んでいた。


 シャンプーとコンディショナーの詰め替えだけでも大変なんだぞ!といいたいが言えない。

 誰か人を雇うか?そうすれば後は勝手にやってくれるんだがなぁ。いや、直接製造元にお願いしよう!


 俺は日本に帰って特注でビンにシャンプーとコンディショナーを入れてくれるように頼んだが、それはできないとのことだったので酒樽を持って行くからそれに詰め替えてくれと言ったらオッケーが出た。

 何個も酒樽を注文してそれに詰め替えて行く金はかかるがこれが一番手っ取り早い!


 そしてそれを卸すことにした!

 最初は難色を示していたがこれじゃ無いともう売らないというととって返したようにこれでいいですと言われたのでホッとした。五樽ずつ卸して空樽は返してもらう。

 そしてまたそれに入れてもらいに行く。

 錬金術師が作ってくれないか聞いてみたが作り方がわからないという。

 まぁ。五樽もあれば一ヶ月は持つだろうと思っていたがなかなかどうしてうまくいかない。

 二週間で在庫切れになってしまった。

 次は十樽ずつ持って行く。

 ようやく治ったようだ。

 安いコンパクトミラーとコームは100均じゃなくてネットで大量注文しておいた。


 十樽で一ヶ月持った。なんとか二十樽を確保して四十樽を持って行く。

 商業ギルドの人も大変そうだがその分安くしたんだ許せ。


 これで、新婚生活が満喫できると思ったがこちらの女性は強かった。まだ旅を続けて強くなりたいらしいので付き合うことにする。

 夜は夜で大変なので日本に帰って休むことにしている。


 どれだけ絶倫なのかと疑われるほどだが。実は二日に一回なのだ。四人相手は流石にきつい。


 四人のレベルもどんどん上がっている。

 やはり魔物を倒すとレベルがあがるようだな。俺もAランク冒険者にあがった。王都の近くは大概行ったので、こんどは荷馬車を買って旅をすることにした。

「私も乗せとくれ」

「えー、師匠もついてくるんですか?」

「まぁ、いいじゃないか」

 道中の道案内だってできるだろうしな。

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