8. 女子という生き物がおりまして
イベントを女性の視点から分析する、みたいな知的な章にしたかったけれど、何か立派な意見がある訳でもないので、思った事をつらつら書きます。
イベント参加の時は意外と服装に迷う。
直前まで本やブースの飾り付けで頭がいっぱいなので、何を着ていくか、という重要事項に気づくのはもう前日の夜だったりする。
私はいつも青いシャツで参加する事にしている。作品に統一感の無いサークルなので迷ったが、まあ魚とか空とか青っぽいものがキーワードなのでそうした。着る服を決めておくとそれだけでずいぶん準備が楽になる。
サークルの雰囲気にあうユニフォームのある人がうらやましい。和風なら着物、ダークな感じならダークな感じの服、と各自自由かつとても素敵なので、イベント中は服装を見て回るのも楽しい。
一度でいいから、ものすごく異世界ファンタジー感のある衣装とか(イベントの参加規則を破らない程度に)着て参加してみたい。小説でキャラが着ている服を実現してみました! みたいなセルフコスプレに憧れる。
いい歳した大人なので恥ずかしいけれど、イベントはお祭りのようなものだ。規則は破らず自分の殻を破るのだ。それなら誰の迷惑にもなるまい。何を言っているのか自分でよくわからない。
そういえば、文学フリマは出店参加者は男女比同じぐらいに思うけれど、一般参加者は男性の方が多いと毎回思っている。私の印象でしか無いので実際の比率は不明だが。それにしても何でだろう。
私の本は女性に買っていただける事が多いので、女性が多く訪れるイベントがあればそちらにも出てみたい。
――※以下、Web公開にあたり追記※―――
2024年になってもイベントには相変わらず青いシャツで参加しています。青というよりネイビーを着ることが多いですね。普段とは違う、イベント用衣装を決めていると何だか楽しさが増します。イベント会場で青いシャツのさかなを見かけたら「あのエッセイ読んだよ!」て話しかけてやってください。喜びます。
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