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2024年5月19日 16:10
すべてにコメントするとお邪魔かなとここでいったんまとめます。『英雄人形』はアイデアはすばらしいですが、若干ながく感じました。前の2作を読んでいなければ、またファンでなければ読み進めなかった可能性があります。『ベルニーの森の魔物』は結論からしてもっともらしく、よくこれだけ次々と発想がうかぶと敬服します。『英雄人形』と逆にもう少し引きのばしても面白かったかもしれませんが分かりかねます。ファンタジーの世界に入りこみすぎても裏切られたような気分を読者に与えかねないとも思うので。本作ですが先生のこのシリーズでもっとも「ふつうの異世界もの」に近いと感じました。しかし主人公の反応に着眼されたのはさすがだと思いました。好きで長文のコメントを残しておりますが、お返事等お気遣いなくご執筆にご専念ください。
作者からの返信
真摯なコメントを下さり、ありがとうございます。 返信が遅くなってすみません。 ファンとか先生とか言われると照れくさいですし、僕はそんな大層な人間ではないですが、お気持ちは嬉しいです。 やはり読者におっしゃっていただいて初めて分かることも多いようで、自作の改善点を知ることができてとても嬉しいです。 にしても、ご満足いただけるクオリティになっていませんでしたか、せっかく読んでいただいたのに、すみません。文字数に制限をつけないと延々書いてしまいますし、そのとき1話4000字を超えると短編集としては長すぎると思ってこの文字数にしたのですが、退屈な部分が長くすぎたり、面白い部分が短すぎたりするということは、情報の取捨選択が甘かったのですね。ご指摘くださってありがとうございます。 余談というか何というか、『転生者の花嫁』は、アニメ化もされたゲーム的異世界モノ作品『八男って、それはないでしょう!』の主人公と婚約者が出会うシーンを、婚約者の視線からオマージュしたものです。多少の改変は加えましたが、実はほぼそのまま使いました。『八男』に限らず、ゲーム的異世界モノでは当たり前のように政略結婚や一夫多妻が出てきて、異世界の人々たちはそれらを何とも思っていないという「設定」が多いのですが、平安時代の日本ですでに『蜻蛉日記』や『源氏物語』の例がある通り、そういった慣習が当たり前の社会だとしても、当事者たち、特に女性たちには思うところがあるのではないかと考えたのが、本作『転生者の花嫁』の出発点です。この短編だけでもお楽しみいただけたなら幸いです。
すべてにコメントするとお邪魔かなとここでいったんまとめます。
『英雄人形』はアイデアはすばらしいですが、若干ながく感じました。前の2作を読んでいなければ、またファンでなければ読み進めなかった可能性があります。
『ベルニーの森の魔物』は結論からしてもっともらしく、よくこれだけ次々と発想がうかぶと敬服します。『英雄人形』と逆にもう少し引きのばしても面白かったかもしれませんが分かりかねます。ファンタジーの世界に入りこみすぎても裏切られたような気分を読者に与えかねないとも思うので。
本作ですが先生のこのシリーズでもっとも「ふつうの異世界もの」に近いと感じました。しかし主人公の反応に着眼されたのはさすがだと思いました。
好きで長文のコメントを残しておりますが、お返事等お気遣いなくご執筆にご専念ください。
作者からの返信
真摯なコメントを下さり、ありがとうございます。
返信が遅くなってすみません。
ファンとか先生とか言われると照れくさいですし、僕はそんな大層な人間ではないですが、お気持ちは嬉しいです。
やはり読者におっしゃっていただいて初めて分かることも多いようで、自作の改善点を知ることができてとても嬉しいです。
にしても、ご満足いただけるクオリティになっていませんでしたか、せっかく読んでいただいたのに、すみません。文字数に制限をつけないと延々書いてしまいますし、そのとき1話4000字を超えると短編集としては長すぎると思ってこの文字数にしたのですが、退屈な部分が長くすぎたり、面白い部分が短すぎたりするということは、情報の取捨選択が甘かったのですね。ご指摘くださってありがとうございます。
余談というか何というか、『転生者の花嫁』は、アニメ化もされたゲーム的異世界モノ作品『八男って、それはないでしょう!』の主人公と婚約者が出会うシーンを、婚約者の視線からオマージュしたものです。多少の改変は加えましたが、実はほぼそのまま使いました。『八男』に限らず、ゲーム的異世界モノでは当たり前のように政略結婚や一夫多妻が出てきて、異世界の人々たちはそれらを何とも思っていないという「設定」が多いのですが、平安時代の日本ですでに『蜻蛉日記』や『源氏物語』の例がある通り、そういった慣習が当たり前の社会だとしても、当事者たち、特に女性たちには思うところがあるのではないかと考えたのが、本作『転生者の花嫁』の出発点です。この短編だけでもお楽しみいただけたなら幸いです。