第53話…両親達の2
部屋に戻った二人はいつもより
緊張していた。
「布団が敷いてある。」
「フロントの人、言ってたから。」
「そうなんだ。俺…ベットより布団がいいから、りなはベットで寝てもいいぞ。」
「そうなんだ。前はベットがいいって話てたのにね(笑)」
「あ〜〜ガキの頃な(笑)」
「なんかさ疲れたね。何か飲む?」
「そうだな…ビールでも飲もう。どーせ親父達の支払いだし(笑)」
「私もビール飲もうかな。取ってくるね。」
「俺が取ってくるからりなは椅子で休んでな。夜景が綺麗だぞ。」
「ありがとう。」
りなが椅子に座り夜景をみていた。
しばらくして
「はい。りな。」
「ありがとう。じゃあ飲もう!」
「おー飲むぞー。」
「こうやってさー二人だけでビールを
飲むなんて思わなかったよな。」
「いつも両親とかとだったもんね。」
色んな話をし盛り上がりビール3本。チューハイ2本目になった。
「お〜、りなさんいける口じゃん。」
「はーくんだっていける口じゃん。」
「いやいや もう酔ってきた…」
「俺も。りなさん…幸せだわ。大好きです。子供の頃から大好きでした。」
「また〜酔った勢いで恥ずいじゃん。でもありがとう。私もはーくんでよかった…水、持ってくるね。」
椅子から立ち上がり歩こうと
した瞬間…よろけて
覆いかぶさった。
「あぶねーな。相当酔ってるな。俺もだけど。俺が水を持ってくるからりなさん…降りてくれる?」
「そこに はーくんがいてくれてよかった〜。ありがとう。ごめんね。ビックリしたよね?」
「酔ってるからあぶねーと思ってたけどまさか俺に覆いかぶさるとは思わんかった…水持ってくるわ。」
りながどけて床に座った。
「あれ〜俺も相当酔ってるな(笑)
これでおあいこだな(笑)」
「まさかこう来るとは(笑)私が水を持ってくるからどけて」
「いや…また、りなさんがよろけたらどうするんですか?」
「はーくん なぜ敬語?(笑)
かなり酔ってますね(笑)」
「りなさんも普段はもんちゃんなのにはーくんになってるじゃないですか?」
「そういえば…(笑)私も相当きてるわ(笑)」
「だから水はいらないです。変わりにビールがありますよ(笑)」
「もう ビールはいらない。はってでも水が飲みたい(笑)」
「そうきましたか(笑)でもどうやって行くんですか?」
「はーくんがどけてくれればいいのよ」
「それは…嫌です。ずっとこうしていたいです。」
「そうなの?でも…トイレにいきたいんだけど」
「それは失礼しました。どけますのでトイレに行ってきて下さい。」
りなはゆっくりと立ち上がり
歩いてトイレに向かった。
トイレからでたら冷蔵庫からミネラルウォーターを3本持って
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