第49話…りなの実家へ4
「オヤジ達 嬉しそうだな。」
「ホントだ。今日は寝ないかもね。」
しばらくして父親達が戻ってきた。
「ほんとにお土産ありがとう。早速、神棚にお供えさせてもらうわ。」
神棚の前に立ち
「神様 親愛なる大親友のはっちゃんからお土産をいただきました。」
神棚にお土産を置いて深々とおじぎし席に戻ってきた。
「今日の夕飯は焼肉だぞ。俺の車1台で出かけよう。行きは俺が運転で帰りは母ちゃんな。」
「はいはい(笑)チャイとあずきちゃんは別々のサークルに入れてお出かけしようね。あずきちゃんはサークル大丈夫?」
「あずきは大丈夫だよ。あずき〜おいで。これからでかけてくるから
サークルで留守番しててな。」
首を右に傾けるあずきは大人しくサークルに入っていく。
「あずき〜おりこうちゃん。なんておりこうちゃんなんでちょう。かわいいでちゅね〜。おりこうちゃんで待っているんでちゅよ。」
「ちょっと…(笑)」
「チャイも入ろうかな。チャイ、サークル。」
なかなか入ろうとしないチャイ
あずきが、気になる様子
「あずきが気になるんだよ。チャイちゃん。でも大丈夫。一緒のサークルではないよ。少し離してあるから」
チャイを抱きしめるりな
「チャイ、サークルにはいろうね。こっちだよ。」
りなの声掛けでサークルに入った。
「チャイ おりこうさんたね。お出かけしてくるから待っているんだよ。」
尻尾をブンブン振りながら喜ぶチャイ。
ガスと部屋の戸締まりを確認し、ペットカメラとホームセキュリティをセットした。
りなの父親の春夫の運転で予約してある焼肉屋さんに向かった。
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