第43話…その後3

気持ちが落ち着いてきたりな。

医務室を後にし みのりと一緒に

それぞれの部署に挨拶をしに

いった。


みんな心配してくれて優しい言葉を

かけてもらった。涙腺が緩んで

しまった。


その後にみのりと一緒に退勤した。

帰宅途中にはじめにあった。


「あれー りなとみのりじゃん。もう仕事終わったんだ?早いな。」


「うん。あの事件の件で色々とあって…」


「あの事件って…例の事件ことか?みのり?」


「うん…犯人が分かって逮捕された。」


「そうか………えっ!!犯人が分かった?逮捕された?犯人は知ってる奴か?」


「会社の人だったんだよ。もんちゃんも面識あるよ。」


「えっ!!もしかして……風見さん?」


「そのもしかしてだよ。」


「ほんとか…でもどうして分かった?」


「あいつがこないだの電車でのストーカーと電話で話してる内容が聞こえたんだ。」


「そうなのか…りなは大丈夫ではなか…ったよな…」


「そうだね…今は気持ちが落ち着いてきたみたいだけど……まだ怖いよね…りな?」


「うん…みのり…もんちゃん 怖かったよ…」


まだ思い出して涙ぐむりな


「りな…今日は俺んちに泊まるか?

父ちゃんや母ちゃんもいるし

みのりうちはたけしもいるから…」


「私…旦那の存在忘れてた(笑)

自分家にりなを連れて帰るところだったわ。私もその方がいいと思うよ…」


「おい たけしの事忘れるなよ(笑)」


二人の漫才のような会話を聞いて

笑顔になった。


「もんちゃん、みのりありがとう。

会話がおもしろかったよ(笑)」


「笑ってくれたー。よかったねー

もんちゃん!」


「おう そうだなー。これからは

俺がりなを守ってやるからな!」


「あら〜もんちゃん 訳ありな言葉だね(笑)」


「いや、あの、あれだ、うん、そう、

幼馴染としてこれからも守ってやるという意味だぞ。」


「あら〜動揺してるわ」


「アハハ〜ホントだ〜 おかげで元気でた。ありがとう。」


「元気でたな(笑)それじゃみのり送って行くよ。相手が俺だからたけしも疑いはしないからな(笑)」


「あっははー 確かに」


そこから車に乗ってみのりを

家に送り届けた。


はじめは、りなを連れて

自宅に帰った。


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