第39話…時が過ぎ…2

急いで電話を切った風見かざみがこっちに近づいてきた。


「いや…望月もちづきさん違うんだ…」


「来ないでー何なんですか? さっきの会話は?なんで私を呼び捨て?まだストーカーってなに?あの時の余韻って…」


体の震えがとまらない。その場に座り込んでしまった。その時に同期で同級生の女性で幼馴染の伊藤みのりが近づいてきた。あの事件の事も知っている。


「ちょっと、かざみー!私も会話が聞こえてきたんだけど…どういうこと?」


「ちょっと伊藤ここではなんだから…別の場所で…」


「はあーー?ここで話しなさいよー!

私の他にも会話が聞こえたって言う人いるんだよ。ここには防犯カメラだってあるんだよー」


「防犯カメラがあるのは知ってる。でも音声は録音されないだろ?」


「残念でしたー。録音されて

きれいに音声も再生できるから!

それに私と数人が録画してて証拠も

あるから!ほら、みんなの前で話しなさいよ!」


「今、りなから話してもいいと許可

がおりたら私が話すけど?」


伊藤みのりと同じ部署の鈴木が


「おい!風見かざみ!俺も聞いてたぞ!これって証拠もあるし時効になってなければ警察だよな!伊藤」


「鈴木くん その通りだよ。まだ時効にはなってない。」


その後…騒ぎに気づき風見かざみ の部署や他の部署の人達も集まってきてりなが座り込んでいるところを見たりなの部署の女性が…


「りなさん 戻ってこないから心配してたら 下で声が聞こえたから降りて来たんですけど…あっ!りなさんどうしたんですか?大丈夫ですか?」


りなに駆け寄り声をかけたが

震えてい声もでない りなの変わりに

伊藤が「さっちゃん、駆け寄ってくれてありがとう。ことのいきさつはこれから風見かざみが話すから。」


風見かざみ!言い逃れはできないよ!話さないなら録音してある会話を流すよ。」


「りな…ことのいきさつをこれから話すけど別の場所に移動する?それともここにいる?」


小さい声で

「みのり…ありがとう。私はみのりやさっちゃんや他の人の側にいたい…

ただ…会話は聞きたくないし向こうを見るのも嫌。」


「うん、分かった。一緒にいたいよね…別の場所に移動するなんて聞いてごめんね…」


「ふみちゃん 耳栓持っていますか。」


「はい。これ使って下さい。それからこれもよかったら…周りの音を遮断するヘッドフォンとアイマスクも。」


「ふみちゃんありがとう。使わせてもらうね。りな…耳栓とこれやってな。

話が終わったら手を握るから」


「うん…ふみちゃん…みのりありがとう」


耳栓とヘッドフォンをやりさっちゃんと一緒に壁側に移動しアイマスクをかけた。


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