第35話…内緒にしてたけど…2

「なんだ。聞いてやるぞ。」


「ありがとう。その前に…この話を聞いた後…今までみたいに付き合えないとか言わないで…」


「絶対に、そんなことねーよ。安心しろよ。りな。」


「それじゃ話すよ…実は…中2の時に………ストーカー被害にあって暴力振るわれてレイプされる一歩手前で通りすがりの男性と女性が助けてくれて警察に通報してくれたんたけど犯人は捕まってない…この事件があってからしばらくは父親と兄以外の男性がだめになって半年位、引きこもってたけど学校に通いたい気持ちが湧いてきて父の送迎で学校に通ってたんだ。この事件は匿名だったけどニュースにもなったから私が学校に行ったらいじめられるんではないかと心配してたけどそんなことなくて男性の先生や男子生徒もあたたかく迎えてくれたからちょっとずつ普通の生活に戻れて事件の事も忘れるくらいに元気になったのに……」


涙をこらえながら話をした。


「そうか…俺もりなに内緒にしてたことがあるんだ…その事件の時は俺は引っ越して学校も転校してたけど…父ちゃんに、おじさんから連絡きて事件の事を知ったけど過去を掘り返すことはせずに内緒にしておこうとその時に家族で決めたからに内緒にしてたんだ。ごめんな…」


「そうだったの…おじさんやおばさん、もんちゃん…優しいね…涙とまらなくなってきた。」


泣いているりなをみて…

思わず抱きしめて…


「辛かったな…俺がそばについてればよかった…ごめんな…」


りなははじめの優しさ、おじさん、おばさんの優しさに感謝し

はじめの胸元で泣き崩れた。



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