第34話…内緒にしてたけど…

病院からタクシーに乗った。

りなの会社近くの駐車場に車を駐車してるからそこまでタクシーでむかった。

「りな…大丈夫か?」

「うん…」

「元気ないよな?」

「うん…」

「うんとしか言わないなぁ」

「うん…」


タクシーが駐車場に到着した。


「車まで歩けるか?すぐそこだけど

大丈夫か?」


「うん…大丈夫だよ。」


うん以外の言葉が聞けて嬉しいはじめ


ほんの20秒先に駐車してる車に行くのにもうまく前に歩けないりな。

それを見てたはじめ


「りな。辛そうだな…歩けるか?

おんぶするか?」


「うまく歩けない…時間かかるからお願いできる?」


「はいよ。」


はじめはりなをおんぶして

歩き車に着いた。

ドアを開けりなを助手席に乗せて

シートベルトをしてドアを閉めた。

運転席に乗り車のドアロックをして

シートベルトをしてから車のエンジンをかけて駐車場を後にした。


りなの自宅へ戻る途中…


「もんちゃん…」


「なんだ?」


「今日、こんなことになったから…」


「りならしくねーな。どした?」


「内緒にしてたけど…今後もこんなことになるかも知れないから 話したいことがあるんだ…」


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