第36話内緒にしてたけど…3

5分位、はじめの胸元で泣き崩れ落ち着いてきたりなは顔をあげて


「もんちゃん…ありがとう…それから

ごめん…服が涙でぬれちゃった…」


「落ち着いてきたみたいだな…服なんて大丈夫だ。いつでも泣きたい時は

胸貸すからな。」


「ありがとう…でも…もう胸は貸りないかも…涙の他に鼻水もつけちゃたし

悪いから弁償するよ。」


「まじかー(笑)弁償はしなくていいぞ。上着古いし。その代わりに

コーヒーごちそうしてな。」


「はい。コーヒーとあと何かごちそうさせて。」


「ラッキー、今日はこのまま送って行くけど一人で大丈夫か?」


「うん。大丈夫。」


「じゃあ 安心だな。出発するぞ。」


車を走らせて30分位で自宅に着き

車から降りた。


「もんちゃん 本当にありがとう。今度、コーヒーごちそうするよ。帰り道気をつけてね。」


「顔が明るくなってきたな。俺も一安心した。じゃゆっくりと休んでな。」


はじめと別れた。

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