第32話…気を失った2

救急車が病院に到着しストレッチャーが降ろされ救急センターにはいった。


状況を風見かざみが医師に説明後、廊下にでてきた。


はじめが廊下で待っていた。

それに気がついた風見かざみ

はじめに近づいてきた。


「すみません。りなは?」


「まだ意識が戻りません。その時の状況を説明します。今朝、望月もちづきさんが電車に乗ってから会社までストーカーしてた男がいて駅員さんにも伝える余裕がなくて会社に着き急いで警備員に訳を話したら警備員がその男を取り押さえてた時に俺が騒ぎに気づき体が震えてたので望月もちづきさんを部署まで送った直後にその場にしゃがみ込み気を失ったので救急車を呼びました。犯人は警備員室に連行後に警官が来て逮捕されました。このことを医師に説明したら一時的なものかも知れませんが処置後に意識が戻らなかったら入院になりますと言われました。」


「そうですか…ありがとうございました。まだお名前を伺ってなかったですね。俺は田中と申します。宜しくお願いします。先程も伝えましたが、りなとは幼馴染です。」


「そういえば…俺は風見かざみと申します。宜しくお願いします。田中さん、このあとの予定は?」


「予定はありませんが何か?」


「実は…夕方から会議でして欠席もできないので望月もちづきさんの事、お願いしてもいいですか?」


「はい。分かりました。それから連絡先を教えていただけますか?」


「そうでしたね。これ名刺です。ここに携帯の電話番号も書いてあるので何かあったら連絡下さい。それでは失礼致します。」


「はい。失礼致します。」


風見かざみは病院をあとにして

はじめは待合室で処置が終わるのを待っていた。


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