第13話…昔からみてきた2

「砂糖とミルクは…いらないんだっけ?」


「最初はブラックでその次が砂糖とミルク入れて飲むからほしいよ。」


「ステック砂糖の買い置きあったな…

確か…ここに…」


りなが座って食器棚脇のストックケースからスティク砂糖を取り出し

立ち上がった。 

その時…

立ちくらみがして近くにいた

もんちゃんに抱きついてしまった。


「りな!大丈夫か?」


「うん。あっごめんね。抱きついて…」


「俺がいなかったら倒れてたぞ。

ここは俺がやるから

りなはソファーに座ってな。

ゆっくり行くんだぞ。」


「心配かけてごめんね。じゃお願いします。」


りなはソファーに座って はじめのことを見ていた。


幼なじみということもあり

昔から心配をさせたり、してもらったり、相談相手になってくれたり

お互いに気兼ねしない存在だった。


はじめがコーヒーを持ってきてくれた。


「はい。りな。コーヒーはいったよ。」


「お客様なのにコーヒーいれてもらってありがとう。」


「俺、客ではないぞ。りなの家来だからコーヒーを入れた(笑)

りな以外にはコーヒーなんかいれないから(笑)」


「そうなの?(笑)おじさんやおばさんには入れるでしょう?」


「それはいれる(笑)」


「コーヒーいただきます。美味しい。

人に入れてもらうと美味しいよね。」


「ほんとだ。美味しい。たしかに人が入れてくれたのはおいしいよな。

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