第7話 そういえば、異世界初日でした。
お風呂をゆっくり楽しませて頂きました。はー。極楽極楽。
私の部屋だというところに案内された。中央に天蓋付きの大きなベッド♪ひゃー♪もう、お姫様やん♪気分上がりすぎる。ベッドにバッフン飛び込みたい!!だがここは、気持ちを落ち着かせ、軽く身支度を整え、いざ夕食へ♪♪
可愛いドレスも沢山用意されてたなー。いやー。至れり尽くせりって、こんな感じ?!
美味しそうないい香りがしてきた。食堂へ案内されると、アイリン(アイリン様と呼ぶべきか)カイト、セルフィー、おじいちゃんにおばあちゃん、そして、お初にお目にかかります只者ではない雰囲気の紳士お二方が、もう席についていた。
金髪の青い瞳の強そうな紳士が魔王ギルゴッド殿。銀髪の赤い瞳のカイトによく似た紳士がカイトの兄ギルティ殿。と紹介された。おじいちゃんに招待されて来たって、ことだけど・・・。魔王、普通に遊びに来るの?普通に和やかな雰囲気だけど・・・。
アイリン的には聖女のお披露目を大々的に開きたかったが、急だし、私がこっちに慣れてからの方がいいのではと、ひとまず歓迎会になったそうだ。ありがたいことです。
そうだよ、こっちに来てまだ初日だよね。ところでさ・・・。
「おばあちゃん、お父さんとお母さん心配してないかな?二人して居なくなったら・・・。」
「大丈夫。大丈夫。なんか分からないけどねー。あっちに戻るとねー、こっちに来る前に戻ってるんだよね。不思議だよねー。だから、心配しないで、あったかいうちに食べろー、ゆう。」
おばあちゃん、若くなってるけど、喋り方おばあちゃんのまんまだ(笑)
「ホントどうなってるんだろうね?でもまあ、とりあえず安心かな。」
では、
「いただきます!!」
「美味しー♪♪」
今夜は周りの国の事を聞きたかったけど、他にも聞きたいことがありすぎて、どれから聞いていいのか・・・。
まあ、今夜は夕食を存分に楽しんじゃってもいいかな?いいですとも私!!
「ゆう、おじいちゃんな、今日はギルのとこで、絵の具の材料探していたんじゃがな、新しい色が作れそうでワクワクしてるんじゃ。明日はバルのとこを探そうと思っているんじゃが、ゆうも行くか?ゆうも絵を描くの好きじゃったろ。」
「ありがとう。おじいちゃん。でも明日は行くとこあるから、その後でもいい?」
「そうじゃな。後からカイトに連れてきてもらうといい。」
ギルとは、ギルゴッド殿。バルとは、バルゴッド殿のことだろうな。たぶん。
おじいちゃんマジでスローライフ楽しんでますな。よかったよかった。
それはそうと、料理がさ、とにかく美味しい!!野菜も肉も新鮮!!魚も!!デザートまで!!んー。幸せ♪お酒も進んじゃう♪
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酔いつぶれたようである。いつの間にかベッドに。カイトがお姫様だっこで運んでくれたような・・・。恥ずかし・・・。
しかし、このベッド、思った以上にふかふかで気持ちいぃ。
みんな、今日はありがとう・・・。おやすみなさい。
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