一章 入手した資料vol.1

[リムニアル・アイロ・ケルオムのスキルについて]

・[神理眼]

神の理を見定める眼。

それは異なる位相や世界の表裏を重ねて見える。

上位な者からの介入。神々の本質。次元を越えた者。存在。

果ては構成する1次元的な元をも視認する事が出来る

使用者は瞳に白金の十字が宿る。



まともに使用すれば直ぐにでも理性と関心を失うだろう。

少なくとも私はそうなった

・[鉄籠]

認知した多次元解釈から身を守る術。

物理的な時空の膜と、正気の収監による認識阻害を用いて[神理眼]の欠点を補う事が出来る。

一定以上の強い物理的な衝撃を感じた際、時空の膜を発生させ衝撃をほぼ0まで減少させる

反面、張った膜の重さは使用者にのしかかり、認識阻害は人に備わる危険察知能力を無為に帰す。


だからこそ妻は逝ってしまったんだ。お前までもがそうならないことを祈っている。



資料2

[命の神ノービス]

誕生と方向性を定める神。

原初に産まれ、以降の生命に名前と自我を与える地母神とされている。彼女の誕生により紀元が始まり、誕生と共に世界が産まれた。

性格はおおらかで慈悲深く、各地で伝説を産んでいる。

その顔の広さから命教は少しでも宗教文化のある場所には必ずと言っていいほど浸透している。

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