第40話 パワーレベリング2
次のボスマラソンはギガゴーレムだ。
物凄くでかいメタルゴーレムだ。
ここで問題が発生。
パワー不足だ。
さすがボスと言ったところだ。
仕方ないので、俺が無限投擲で片付けた。
「金属ゴーレムだと、ちょっと相性が悪いわね。酸を調薬するのか吉かな」
「それだとなおさら動きを止めないといけないな」
作戦会議だ。
「掲示板を見たんだけど、額にあるコアに衝撃を与えると一時停止するみたい」
「おお、それなら。拘束したあと
max=int(input("落とし穴の大きさ"))
for i in range(0,max,1): # maxの分だけループ
print("【われは内包する、魔法規則。穴掘りの命令をレベル1の土魔法に受け渡し、魔法情報を受け取れ。魔法情報にありしもので穴を掘れ。落とし穴】")
for j in range(0,100,1): # 100回ループ
print("【われは内包する、魔法規則。かの者は自分。魔力吸収の命令をレベル1の吸魔魔法に受け渡し、魔法情報を受け取れ。魔法情報にかの者の名前を渡せ。極小吸魔】")
while 1: # 無限ループ
print("【われは内包する、魔法規則。石糸生成の命令をレベル1の土魔法に受け渡し、魔法情報を受け取れ。魔法情報にありしもので拘束せよ。石糸拘束】")
print("【われは内包する、魔法規則。石弾生成の命令をレベル1の土魔法に受け渡し、魔法情報を受け取れ。魔法情報にありしものを発射せよ。石弾】")
for j in range(0,200,1): # 200回ループ
print("【われは内包する、魔法規則。かの者は自分。魔力吸収の命令をレベル1の吸魔魔法に受け渡し、魔法情報を受け取れ。魔法情報にかの者の名前を渡せ。極小吸魔】")
こんな魔法になった。
「【
やってみたところ見事拘束に成功。
「ええと、【調薬、強酸】」
向日葵の酸がゴーレムの足を溶かす。
うんこんなのでちまちま削るのはめんどくさい。
だが、水魔法は属性的によろしくない。
石弾はたまにコアを外したりするが一時停止の時間はそれなりにある。
拘束を振りほどかれることはなくなった。
「向日葵、ゴーレムによじ登れ。そしてコアに酸を掛けるんだ」
「ええ。よいしょ」
向日葵が拘束されたギガゴーレムによじ登りコアに酸を掛ける。
「ギョアアア」
コアに弱点属性である酸を掛けられたのだから、ギガゴーレムは堪らない。
あっという間に討伐された。
効率のいい倒し方だな。
向日葵のレベルはぐんぐん上がりやがて頭打ちになった。
ここを更に行くとサッドの街だ。
そこまで足を延ばしてみるか。
サッドの街は、石造りの建物がある街だった。
家の壁が石垣で出来ているような感じだ。
城は水晶の石垣で出来ている。
プレイヤーの観光名所らしい。
一休みも必要なので、アイスクリームを買って二人で食べた。
一口分け合ったりしたがゲームなので間接キスした感じはない。
だよね。
だが、向日葵はほんの少しドギマギした。
そっちが意識すると俺までも意識してしまうだろ。
やめやめ、俺は無職のプー太郎。
彼女を作る資格なんてない。
彼女に金をたかるなんて事態になったら俺は死にたくなるだろう。
無職の俺だってプライドがある。
人並みの年収は稼ぎたい。
プロゲーマーとしてまだ俺は何ともなっていない。
スタート地点に立てたかさえ怪しい。
「暗い顔しないでよ。明るくいきましょ。だいいちこんなに可愛い子が付き合っているのだから、そんなの失礼よ」
「そうだな。楽しくやらないとな。さて、城に登ってから次のボスに行くか」
「ええ」
城から見る景色は雄大だった。
遠くにドラゴンとか飛んでいるのをみるとファンタジーだなと思う。
「次はみんなで来たいわね」
「おう、クラン戦が終わったらみんなで来よう」
次のボスはそのドラゴンだ。
レッサーが付くが強敵だ。
たぶん
とうぜん衝撃を与えたら機能停止になるようなコアはない。
何か考えないとな。
ただ、火竜なので水魔法は効果的だ。
そこは良いが、問題は拘束だな。
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