第5話

此処は…

シーツの匂い、うーん

「教一君起きたか…」

「あ、おはようございます、リーダー」

(久しぶりにあの夢見たな… ふぅ、俺の家族を殺したこの世界…絶対潰してやる…)


教一は川に飛び降りて泳いでいる時、回収班に見つけてもらい、要塞に帰投した。彼そのまま自室で睡眠をとったら15時間も寝てしまった。

(しかし、なんとか生きて帰った。復讐するまで死ねないからな…)


撤退しながら攻撃したため、敵兵を殺れた。

また、教一達に気を取られ、守備が手薄になったところに本隊が突撃し、大打撃を与えた。前線基地から鹵獲した兵器を拝借し、物資問題は解決された。次は『グズネツォフ』が攻撃する番だった。しかし、いくら物資があるとはいえ相手は正規軍だった。大打撃を与えるのは難しい。また、日本海に空母が現れた。その空母には攻撃機が大量に艦載されているという。航続距離が長いので、この要塞も空爆されてしまう。でも、鹵獲した兵器の中に対空戦車やSAMなどがあるので、少しは防げる。


1時間後

高台で教一とリーダーが警戒していた。

すると、いきなり無線機が告げた

『攻撃機の編隊を発見!こちらに向かってくる。目標複数!』

⁉︎

リーダーと顔を見合わせる、はっ、そうだ!

「リーダー要撃しましょう!要塞外なら、奇襲攻撃できます!」

教一は要塞外で要撃することで、奇襲攻撃することができると考えた。

「よし 行け!」

リーダーが即答した。

その声に教一は弾かれたように走り出した。UMP9とRPG-7を引っ掴み外に出た。


2分後

「第1波接近中!目視確認!」

木の下で伏せながら、ちょうどいい位置にRPG-7を構え、待機していると攻撃機の編隊を発見した。

双眼鏡で確認する。

…F-18とA10Aか… 史上最強のタンクキラーめ


少しすると、攻撃機が射程圏内に攻撃機が入った。

(チッ、当たるかな…)

RPG-7を撃った。

ドォーン!

ドガァーン!!

一機の攻撃機が火を吹いた。

「一機撃墜!」

教一が報告する。

『ナイス!攻撃を続行しろ!』

「了解」

無線に通告しながら、装填する。

ドォーン!

ブンッ!今回は外れた。

(チッ 残り1発)

接近してきた戦闘機が機銃掃射してきた。

「うっ、うわぁ! こっこのぉ〜‼︎」

UMP9を連射する。

するとエンジンから煙を吐きながら地面に接近していった。

ガシャン!グキッ


教一は、最後の1発発射した。

ドガァーン‼︎

離れたところで爆発音

敵機を撃墜した。


「弾が切れた。これより、墜落した攻撃機を確認する。」

『墜落したんじゃない、撃墜したんだ』

「たしかに」

短い通信を終えて、不時着した戦闘機の元に向かった。


「くっそ、不時着しちまった…」

攻撃機のパイロットは機体から這い出し、機体の損傷具合を確認していた。

そこ教一が近づいていくと、パイロットが気づいた。

「敵だ逃げろぉ〜」

教一がすかさず発砲した。9mm拳銃が火を吹いた。

ババァン!

バタ…

パイロットはその場に倒れ込んだ。



これは…F-18Eか… 高そうだな… 全然戦闘機じゃないか…

前輪が折れてる… 動かそうにも動かせない。


ゴオオオオオオオオオオオ

要塞の方へ歩いていると攻撃機が上空を飛びこしていく。

(ん?A10A?)

やばい…

「リーダー!リーダー!聞こえますか!A10Aがそっちに向かっている!」

無線に怒鳴りながら、教一はUMP9を連射した。

「当たれぇー!」

ババババババババババ‼︎

ドン!

撃たれたA10Aの翼が吹き飛ばされ、ロールを打ちながら地面に激突した。

ドガァーン…


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

続く

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