きめごと、こだわり(前編)

「三点リーダー」ってありますよね。・・・とか、…とか、...とか。

たぶん物書きの方々でなくとも、誰もが目にしたことがあるはずです。


日本工業規格、もといJIS規格に「リーダ」と記載がありました。

JISX0208、ですね。「7ビット及び8ビットの2バイト情報交換用符号化漢字集合」という項目です。

こんなのもあるんだなあ、と思いました。いや当たり前ではあるんですけどね。

規格って、要するにルールですから。


「かぎ括弧」についても記載がありました。たった今使っている「」は正確には、

「は「始めかぎ括弧」、」は「終わりかぎ括弧」と言うそうです。

・・・えー、凄いわかりづらいですね。何がって、もう色々ですね。

私は今まで、あまり「」の使い分けはしてなかったんですよね。

大抵は登場人物のセリフで使ってますけども、言葉を強調したい場合はその限りではありません。

今回も既に多用してますね。これ、やめた方がいいかもしれないですね。


セリフは必ず「」を使用すべき、かな?いや、うーん。

いやそれより、言葉の強調に「」はやめて、【】で固定にするべきか?

ちなみにこれは【すみ付き括弧】と言うそうです。

これは今まで投稿した作品でも使ってます。すっごく強調したい時にです。

だから、《》、もとい《二重山括弧》も併用していくべきか?

これはたぶん、今まで使ってないです。


ていうかこれ、今プレビューで確認して気付いたんですけど、

ルビをふる際に使用されてる記号なんですね。

だから、《》を使う際に直前の文字が漢字の場合、まずいですね。


たとえば、《二重山括弧》を 基 って漢字の右側に置くと、

ほら、二重山括弧 ってなってる。  


ヘルプで確認してみたら、縦線を挟めばルビに変化せずに済むようです。

| ←これですね、縦線って。


基《二重山括弧》


お、本当だ。


というか今ふと気になって調べてみたら私、《もとい》の使い方間違ってますね。

これ、言い間違いを訂正するための言葉みたいです。

今まで《言い換えれば》的な意味だと思ってました。

《平たく言うと》とか、《すなわち》にすべきですね。

っていうか、このエッセイの《はじめに》でも、

「カクヨムに登録して、もとい物書きを始めて早三ヶ月。」とかほざいてますね。

いやでも、この場合は《もとい》の方がしっくりくるような。うーん?

あ、セリフの「」の最後に句点はいらないっていうのはわかってますよ?

今は説明のためだから間違いじゃないですよね、うん。

なんか、こんな細かいこと気にしすぎるのもどうなんだ?という気がしてきますね。


すみません、また話が脱線してました。

今回私が話したいのは、《三点リーダー》についてです。


えー、色々と今、私は勉強中なんですが、様々なサイトを見てます。

その中で、《カクヨムの使い方・機能講座》なるものを見つけたんですね。

というか、登録したての頃にチラッとだけ見てたんですが、全部は確認してなかったというか。

それらを拝読していて、ちょっと気になる部分がありましてね。


《【カクヨム小説創作オンライン講座2018】》という、運営の公式アカウントから出ている創作論・評論の作品があって、これは勉強になりました。

なんか、括弧ばかりで違和感ありますね。それはともかくとして。


《カクヨムコン歴代応募作品講評会》、これで「三点リーダー【…】はふたつ続けて【……】とすること」という、プロの方のコメントがありました。

これ、少しだけもやもやするというか、何というか。それが掟であるとまで言い切っておられたので、うーむと思ってしまいました。

三点リーダーは二セットで使うということは、既に他の方のエッセイを拝見して知っていました。でもその時正直、そこまで重要か?とも思ってたんですね。

だってそれだけで作品の評価が落ちるって、何か理不尽ではないでしょうか。


・・・えー、何でこういうことを言うかというと、私はカクヨムからとある作品を公募に出してるんですけど、その作品は三点リーダーは二セットの掟を守ってなかったんです。

それをプロローグからやらかしてますからね。

これはもう、審査どころか読まれてすらいない疑惑がありますね。

文字数稼ぎと思われたくないと思ってやったことが、完全に裏目に出てますね。


一応、そうすべきとは以前から知ってはいたんですが、それだけで小説の作法がなってないとまで言われることとは思ってなかったなあ。

他所でも散々書かれてることなので、本当に小説界の常識なのでしょう。


でも何というか、言い過ぎではないのかという気もしますね。自分を肯定するつもりではないです。

一応、今書いてる別の公募の作品は掟を守ってますから。といってもその時は、

「何となく今作はこっちの方がいいか」くらいで、別に掟とは認識してなかったんですけどね。

まあ、このエッセイでは掟とか気にせず、テキトーにやります。



あ、他にも気になるというか、リーダ以上に知りたいことがありました。

《三人称》の扱いですね。これ、どうしたもんかといつも悩みます。

それ、彼、そして彼女。この三つが最もよく使われている気がします。

少なくとも私は使ってます。


登場キャラクターが二人までなら、まだ何とかなりますよね。

たとえば、カクくんとヨムちゃんがいるとします。





————


カクくんはヨムちゃんに言いました。「腹が減った」と。

彼女は彼に、「だまれ」と言い返しました。


————





ちなみにこの《——》は、《ダッシュ(全角)》と言うそうです。

私はほとんど使わないので、正直よくわかりません。今は試しに使ってます。

で、ここにもう一人混じると、途端にややこしくなります。





————


カクくんはヨムちゃんに言いました。「腹が減った」と。

運営さんは「同意だ」と彼に同調する。

彼女は彼に、「だまれ」と言い返しました。


————





こうなると、よくわかりませんよね。

ヨムちゃんが《彼女》なのはいいとして、《彼女》が誰に「だまれ」と言い返したのか不鮮明です。

運営さんが女性であれば《彼》はカクくんだと確定するんですけど、運営さんの性別が明らかになってない場合は、もう意味不明ですね。

こういう場合は下手に三人称を使わず、素直に固有名詞を使った方がいいんでしょうね。


そもそも全員性別不明の場合は、彼とか彼女は使えませんね。登場キャラが二人だけだとしても。

だから、小説って多人数をその場面で登場させるのって難しいですね。

マンガならいくらでもできそうですが、こればかりはどうにもならないか?



えー、長くなって参りましたので、ちょっと分けますね。

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