第8話 ゲームのジャンルは?
本格ファンタジー世界で雨が降った場合、傘が良いのでしょうか?
雨用の傘って時代的に何時頃登場だったっけ?
剣と魔法の世界でも開閉式は、ちょっとアレかしら?
じゃぁジャパン的木製の傘に油紙とか?
防水布?
それとも雨合羽?
大自然のなすがまま?
森の聖霊のように大きな葉っぱがよいのでしょうか?
と、言う無駄な事を考えつつ、今日もルイルイは元気です。
***
金品以外の物資を収納しました。
飲料、食品、装備、道具、お薬、小物、衣料品、まぁ最後の頃は、あまり人の出入りしていない部屋の品も収納しました。
無限収納が危険であるというのを、ちょっと実感しています。
何でも入れちゃうぞ!
これは危ないですね。
さて、そんなこんなで昼ごはんです。
支給されるのは、堅パンに塩スープですが、今は下女達が集まる場所でご飯を食べています。
皆、私が公爵令嬢とは欠片も信じていません。
何故でしょう、顔さえ認識されていなかったようです。
そして何故かソノラの親戚の子供と思っているようです。
まぁそれは良いでしょう。
肉入りスープと野菜炒めを食べながら、ちょっと不思議に思います。
下働きでさえ、肉入りスープですよ。
私を餓死させる気もないのに食事が貧しい理由がわかりません。
『たぶんだけど、呪具の効果が出ていなかったからさ』
ご飯が終了すると、今度は温められた牛乳です。
飲みながら下女達のお喋りを眺める。
平和ですねぇ。
そんな満腹の私に、天魔くんが答えてくれました。
ちなみに栄養失調な様子に、下女達が驚いて牛乳砂糖増し増して飲ませてくれています。あまり飲むと虫歯になりそうですね。
『ルイーズは、元来、強靭な精神力の持ち主だったか、常人とは違う精神構造だったんだろうね』
つまり、効果がでないから、弱らせようと?
『死の呪いは十五で発動するとしても、導火線に火がついていないと不発になる可能性もある。
君にわかりやすい言葉でいうと、精神耐性だね』
状態異常無効、精神耐性ありって事かしら。
でも、彼女、ちょっと精神不調が出てたみたいだけど。
『どうかなぁ、もともと、呪いとか怖い話大好きっぽいし。
案外、呪いの三点セットも、けっこう本気で気に入ってたのかもよ』
本来この呪具、どんな感じになるのかしら?
『頭痛とか不快な体調になって、気分が暗くなるよ。
それに人を信じられなっくなって攻撃的になるかな。
まぁ僕っちの守護スキルで無効になってるけどね。
この手の死のカウントダウンって徐々に発動していくんだ。
けど、今の状態だと耐性で無効になっちゃうかもなぁ。
えっ、知りませんでした。
自分では外せないのですか?
髪飾りはスタイリングする時に、いつも外していましたし。
体を拭く時とかお着替えの時なんて、他のも外していましたよ?
『呪具だもの。
短時間の着脱はできても、戻るんだよ。
戻るっていっても、呪われた本人が自分で着けるんだけどね。
この呪具は非常に良くできているんだ。
所有者を指定し、強制力が半端ない。
呪術士が介在していると思うよん。
ルイーズも自分から外したいとは思っていなかったのかもね。
できれば、介在した者が誰か特定したいなぁ。
煮るも焼くも、ちょっとご対面してから決めたいしぃ。
僕っち的には、下僕にできればラッキーかなぁって。
きっと商売相手の目録とかも所有しているはずだし、僕っちは、呪術士と異端審問官あたりがお勧めの下僕なんだけど、まぁ追々ね。
まぁそれは良いとして、僕っちの守護スキルで、既に解除状態なんだ。
ただ、他の手段に切り替えられると面倒だから、ギリギリまでそのままってのが楽かもね。
それに彼奴ら締め上げたら、誰かにあげるのがオススメ。
例えば、アネットの双子にどうかな?
双子の場合、別々につけていても、二人同時に死のカウントダウンが始まるよ。
お得だねヽ(´ー`)ノ』
なにげに邪悪な提案は、さすが悪魔ですね。
でも未成年限定とか、ちょっと嫌ですわ。
私のなけなしの人間性でも、子供に呪いの品って、すごく抵抗感がありますの。
どうせなら、リメイクしてパパ上とママ上にお揃いで贈りたいものです。
できれば、死ぬ死ぬカウントダウンが、毎朝、目覚まし代わりに囁いちゃうとか。
正気度をゴリゴリ削るようなアイテムにしてもろて。
『それナイスアイデア(゚∀゚)』
「ホーデイドが封鎖されたようだよ」
ふと、耳に気になる言葉が入ってきました。
「ホーデイドって隣の領地の街だよね。でっかい教会がある?」
ソノラの質問に、体格の良い料理番の奥様が頷いた。
「下の息子が行商から帰ってきたんだけどね、どうも、街道も一時封鎖したようだ。
立派な国軍兵が来てるそうだ」
「初めて聞いたんだけど、何かあったの?」
それに下女の年若い女が不安そうに言う。
「ホーデイド領の北東側、確か王都街道方向だったかしら。
そっちの方の農家で死人が出たからって、街の方から役人が調べにいったそうなんだけど。
何だか、おかしなことになったらしくて」
「おかしな?」
「えぇ、野盗の仕業って話でお調べが入って。
でも肝心の野盗は既に死んでたらしくて。
なのに村人が村を放棄して逃げ出した?とか。
勝手に領地から逃亡しようとしたって、ホーデイド城塞都市から兵隊が出たそうなの。
最初の話は村が野盗に襲われたから、助ける為にって事でしょ?
なのにいつの間にか、村人が税逃れか何かで土地を放棄して逃げ出そうとしたから、兵隊が捕まえにいったって。
まぁそれで、色々お調べがあったんだけど、何だか妙な話なのよ」
「領地を捨てて逃げようとしたなんて、どうして?」
「噂だから。実は農民が徴税官を殺して、争いが起きたって話も流れてて。
で、ともかくその村の住人を集めてお調べが入る事になったの。
それでホーデイドの城塞都市に、逃亡した村人を連行したって話だったのよ。」
と、若い下女の言葉に、年かさの痩せた洗濯女がため息をつきながら続けた。
「それだけなら、まぁ碌でもない村が税金の誤魔化しに走ったってだけなんだけどね。その後の話がねぇ。
お陰で、近隣の領主に声がかかったんだよ」
「税の不正の見直しとか?」
「そんな小難しい話じゃないよ。
ホーデイドを包囲するから、国軍の兵士に助力せよってね。
動員令だよ」
「話が繋がりませんね」
思わず口を挟んでいた。
だが、子供の口出しにも、彼女たちは特段咎めもせずに頷いた。
「国王の兵士動員なんて、戦争でも無けりゃぁ領主兵を回すわけもないよ。
領主兵っていったところで、領民に槍でも持たせて送り出すだけだろうけど。
でもね、ホーデイドは商業都市だ。
あそこには守備兵力だけの街なんだよ。
それにホーデイドは、国王派の偉い貴族の持ち物だ。
国王は自分の領地に兵を送ったって事になる。」
「そもそもホーデイドの領主っていやぁ、デックスシュレイダー伯でしょうが。ばりばりの王弟派閥で、ホーデイドは商人の街じゃぁないですか。
そんなところに、同じ派閥のいっちゃぁなんだが、男爵様の兵隊を送り出して良いですかい?」
台所の隅でお茶を飲んでいた庭師の男達の一人が、ぼそっと呟いた。
ここは下働きの殆どが出入りしており、侍女などの上級使用人はいないのだ。
まぁ今はおたふく風邪の呪いで、自室待機中だけどね。
「ヘルベルトの領土兵の方は、北上部隊に入っちまってますからね。ヘルベルトから出せるのは、お仲間の男爵様の人間だけになる。
若い男はもう、その北上部隊に出しちまってますから。
これ以上、男手を出すと、領内の働き手がいなくなっちまうし、防衛もできないですからね」
「ソノラ、北上部隊ってなに?」
「おっかねぇ大公様への
「それって、大公様が戻ってきそうって事なの?」
「どうですかねぇ。」
「つまり、ホーデイドって街が国の兵隊に包囲されてる。
近隣の領主貴族は、それに助力せよって王様が言った。
街道も封鎖されてて、どうみても、普通じゃない。
予想としては、反乱、農民蜂起って事?」
「そればっかりじゃぁありませんよ。
こういう時は、魔穴ができた時もです。」
私達の会話に、食事休憩をしていた使用人たちがざわつく。
それでも否定の声が出ないところを見るに、皆、何となく予想していた話のようだ。
「魔穴ってなあに?」
それにはソノラではなく、ビスケットが入っている缶をあけた料理番の奥様が答えた。
「ちょっとこの焼き菓子もおやつに持っときな。
魔穴ってのは、時々、できる魔獣の出入り口さ。
山の奥や地下洞窟とかにできるんだ。
街中にできるなんてのは、滅多にない」
「魔獣?」
「悪い精霊に取り憑かれた動物だね。だいたいは大きくなって悪さをするんだよ。」
「魔物じゃないの?」
「魔物かぁ、魔獣の事をそう呼ぶ時もあるねぇ」
むむ?
『ここで一言れくちゃーしようか?』
簡単でいいわ。
何だか、悪い予感がするの。
私って鈍い方だけど、悪い予感だけは外さないのよ。
もっと現地情報と物資を集めたほうが良いような気がするのよ。
例えば、地図とかね。
『じゃぁ簡単に。
君が娯楽として楽しんでいた物語と、この世界は殆どかわらない。
そしてこの国の人間の常識は、君の考える常識と同じなんだ。
わかるかい?
今、君の目の前で喋っている人間たちは、君の知る人間と同じなんだよ。
ちょっとばかり、魔法って仕組みがあるけれどね。
そして注意がひとつ。
この同じは、実際の現実を含んでいないのさ。
他人事なんだよねぇ。
平和だと、忘れちゃうんだよね。
怖い話なんて、誰も聞きたくないしね。
まぁそれ以外にも、色々あるんだけど。
平和だと、それが当たり前になるんだよね。
何処かで誰かが一生懸命、様々な脅威を押しやっていただけなんだけどね。』
ソノラを見やる。
火の消えた煙草を咥えたまま、彼女はニヤッと笑う。
『ルニング殿下を北へと追いやったのは、全くの愚策。
冗談にもならないって僕っちはおもうのよ〜』
「ソノラ、おトイレ」
「はい、行きましょうか」
「お菓子、ありがとう」
「あいよ〜姉ちゃんと違って可愛い子だよ。腹がすいたら、ここに来るんだよ」
使用人たちの部屋から、急いで出る。
「お漏らしする前に、一番近い厠を探しましょう。アタシらのでいいですかね」
「厠にもいきますが、書庫に行きたいです。それからもっと外部情報を知っていそうな人物はいませんか?」
「アネット奥様が一番でしょうね」
「それ以外だと?」
「本来の上級使用人や執事頭は全滅っすねぇ」
「あぁ」
「従士あたりをみつくろいましょうか?」
「男爵の?」
「まぁ噂話程度なら」
厠の後に書庫に行く。
書庫も鍵がかかっていたが、管理室からサクッとソノラが拝借して終了。
薄暗い書庫に侵入し、重いカーテンを開けて窓を開く。
あまり外気を入れるべきではないので、空気を入れ替えてから閉めた。
本来は使用人に見咎められて、このような事は無理だったろう。
ある意味、おたふく風邪の呪い様バンザイである。
「しばらく、ここで書物を漁るわ。その間にソノラは、最近の外の動きを仕入れてきて頂戴。
噂も含めてね」
「畏まりました。鍵はどうします?」
「預かっておくわ。」
静まり返った書架を見やる。
家庭教師はルイーズたんにはいない。
書庫に入ることも許されていなかった。
まぁ今はそんな感傷はおよびではない。
地図、もしくは最近の歴史書、そして今現在の時事がわかるような読み物だ。
もちろん、新聞などはなさそうだし、目的に叶う書物は中々なさそうだ。
それでも端から見て回る。
やはり大量印刷などという技術はないようで、一冊一冊が高価そうだ。
それでも風土記のような書棚から、この国の歴史書を発掘した。
領土図のような物、国の成り立ちが記されている。
それをざざっと見る。
東側が険しい山々で、西に広がっているのが、この国のようだ。
挿絵では、東側は山と木々で絵が終わっている。
北は氷の大地。
南と東に陸地が描かれ、豊かな大地がある。
そこが王国リンバーメンドであり、北の広大な土地がルニング大公領だ。
西北に半島が突き出しており、その先にオルロケア島。
海を挟んでの群島を含む西の国々がある。
『王都は南部で、このヤークブック城は西よりの、この辺り。
ちょうど王国の中央だね。
で、何か質問があるんでしょう?』
ひんやりとした空気の中で、春を迎えた窓の外を見る。
「ねぇ、魔法があって魔物がいて、天魔くんのような悪魔や、精霊がいるのよね」
『うん』
「魔法を使える人は少ないけれど、ダンジョンだってあるんでしょう?」
『あるね』
「でも、魔獣はいても魔物はいない。
この考えって庶民だから?」
『いいや』
「まさか、それが常識になってるの?」
『(゚∀゚)』
さすがの私も背筋が寒くなりました。
「どういう事なの?
いるんでしょう、魔物。
ダンジョンもあるんでしょう?
冒険者だっているんでしょう?
何で、魔物がいないっていう考えが常識になってるの?」
『どうしてだと思う?』
「歴史書にも書いてないわ。これ最近の書物なの?」
『一つに、このリンバーメンドは、君の考える人間だけの国なのさ。
彼らの寿命は百年ちょっとだ。
大森林から来る脅威が事実上途絶えたのが、四百年前。
散発的な魔物の侵攻はあったけど、それを封殺する役目を、国がきちんと果たしていたんだよね』
「平和が続いたって、忘れはしないでしょう」
『僕っちのアシュトン坊やは、魔物の侵攻を押さえる役目をする辺境伯の称号も持ってたんだよぅ』
そこまで聞いて、やっと理解できました。
「現王派閥は、魔物なんていないってスタンスの集団なのね」
『加えて言うなら、現在の国教は、魔物は悪い精霊が取り憑いた結果だっていってるねぇ。熱心に信心する事で平和が保たれているって理屈だぁねぇ』
「信心すれば救われるのかしら?」
『それでドラゴンが食べないでいてくれるかなぁ』
「ドラゴンもいるのですね」
『君の考えるエルフは、滅亡しちゃっている。
彼らが生きていれば、魔物がいるのは本当だよって話してくれたんだけどね』
えっ、ファンタジーお約束のエルフが滅亡のお知らせ。
まぁいいですけど。
『だから、今の人たちが、魔物が出たぞ〜って言ったら、ちょっと魔素を含んだ野生動物の事になるんだ。
魔素っていうのは、自然に噴出するガスみたいなものだよ。
この世界を包んでいるのが魔素っていう力だね。
君たちが魔法として運用しているのもこれだ。
これが極端に不足をすると、空間に魔穴とよばれる裂け目を作っちゃうんだ。
ちょうど怪我をして出血状態になるかんじかな。
そこの穴を塞ごうと、魔素が集まってくる。
大量の魔素に晒されると、生き物が変質しちゃう。そしてボン!』
ボーデイドの騒ぎは、それでしょうか?
『さぁね。
誰かが作った平和が、何もしなくても続くと思っているんだろうね。
いや、何もしないどころか、守り手を追いやり殺したんだ。
今なら、何が起きても不思議じゃないね〜』
チート最強伝説の転生物語では無いというのが確定しました。
次に、お気楽で鳥肌が立つような乙女ゲームでも無いでしょうね。
イケメンがいませんし、現在の私は花子さんですしね。
「リアルシュミレーションとか苦手なんですけど。」
何かあった時、命を守る選択はどれになるのかしら?
籠城か逃走か。
『状況によりけりだよね』
籠城の場合、この城だと何処が良いかしら?
『収納があるからね、逃走通路があって頑丈な場所かな』
地下水路かしら。
じゃぁ逃走の場合も、地下水路を利用して城から出るか。
行き先は?
地図は、書棚からは見つからない。
『その本でいいよ、ちょっと見せて』
挿絵の地図に、黒い線が浮かんできました。
『現在のアシュトンは、別の人間が支配しているけれど、この海岸沿いはアシュトン騎士団がいるはずだよ。
騎士団と称しているが、この海岸沿いの港は彼らの勢力圏内で自治もしている。つまりアシュトン伯爵の残党の根城だね。
ここを攻撃したい国王派だけれど、この港を破壊すると彼らも被害が大きくなりすぎる。そして騎士団を追い出しても、困ったことになる』
どう困るの?
騎士団の名前と街道の線が浮かび上がる。
『彼らは非常に強いのもあるし、財産も人も多い。
以前は辺境伯領にも常駐してたんだけど、今は引き上げているから、そうとうの数がこの海岸地域で活動しているだろう。
アシュトン伯爵が死んだからといって、彼らを解散させて自由にできる者がいない。
そういう強情な人間が集まっている。
彼らをこれ以上追い詰めると、北上してルニング大公の勢力になってしまいかねない。』
どうしてならないの?
『だって、君がまだ、生きているからね。だから、言ったろう?
君の父親を殺そうよ』
勘弁してほしい。
この逃走経路で騎士団に助けを求めると、神輿として担がれて、碌でもない争いが始まるだろう。
かと言って、ルイーズたんが手にするべき物を放棄するのは、ちょっと考えてしまいます。
命の危機が迫ったら逃げる。
ただし、逃げる先も熟考が必要なようです。
『まぁ僕っちが目覚めるまで、時間も経っている。彼らが君を保護してくれるのは疑いようがないけれど、どんな人間になっているかまではわからないからねぇ』
でもまぁ、現状は不明です。
お隣さんに不穏な動きありの状況です。
避難準備を進めるしかありません。
他に保護を求められる逃げ先はあるのでしょうか?
『自然の脅威を無視すれば、ルニング大公のところかな』
それは最終手段ですね。
距離も問題ですし、生きてたどり着ける気がしません。
『使役スキルを生やそうよぅ』
現実策を模索しましょう。
『わかったぁ〜じゃぁソノラが帰るまで、一般教養を教えようかなぁ』
悪魔的一般教養?
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