第81話 ティファニーで朝食を(トルーマン・カポーティ作)
書かせていただきます。
【簡単な作品紹介】
アメリカの小説家、トルーマン・カポーティの代表作。
オードリー・ヘップバーン主演の映画版が有名。
【数行で読める、あらすじ】
舞台は第二次大戦下のニューヨーク。
新人女優ホリー・ゴライトリーは、社交界の人気者だった。
多くのセレブと交流を持ち、現金や高価なプレゼントを貰ったりして生活していた。
そんな彼女とポールという語り手が知り合いになり、彼女の奔放な生活を見て徐々に惹かれていく。
という話。
【作品の特徴】
ポールの一人称で、ホリーのことを回想する形式。
ホリーの恋愛小説というよりは自由奔放な女にほれちゃった様々な男たちの苦労話が話の中心。
題名とは異なり、ティファニーで朝食を食べる話ではない。
そもそもティファニーは宝石店だから、朝食なんて食べられるはずもなかったりする。
ティファニーというのは一種の象徴で、高級ジュエリー店で堂々と朝食を食べられる身分になりたいという意味で出てくる。
ホリーがそれに相応しい人間になれるかどうかが話の肝なわけだ。
【作品の見どころ】
ホリーの自由奔放さが見どころ。彼女の行動は小説の登場人物として面白い。
男漁りばかりしているので、ちょっと「アレ」な人に見えなくもないが、実際は十九歳という設定にしては芯のあるしっかりとした女性として書かれていて、これはホリーを多様な面を持つ人間らしい登場人物にしている。
つまりキャラクターの書き方が上手い作品だ。
本作は映画版の方が有名で、筆者もそちらを先に観てから原作を読んだ口なのだけれど、小説と映画ではホリーの印象が結構違っていて、驚いた。
ホリーは男を金づるにして生きていく打算的な考え方をしていて、けっこうたくましい。
この小説はホリーの存在感なり魅力なりを読者に印象付けることができれば良いのだが、それは成功していると思う。
映画と小説でのヒロインの印象の違いは、新鮮で良かったので、映画版を観た人ほど、原作も読んでみてほしいと思う。
【終わりに】
今日の解説は、こんなところかな。異論や反論や要望があれば、感想に書いてね。加筆修正しますよ。
ちなみに、記事の内容や、取り上げる作品は、私の独断と偏見が強いので、あしからず。
それじゃ、今回はこんなところで、さよなら、さよなら、さよなら。
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