第8話 内臓破裂の理由
渋谷ショーンと大輝、ナッパ、可奈は、とにかく走った。
ショーンは、山の方へ向かった。
20分位走るとショーンが足を止めた。
「そろそろ大丈夫だろう?」と必死に着いてきた3人に話しかけた。
3人は、息を切らしその場に跪いている。
「何から話す?」とショーンは、3人の瞳を真っ直ぐ見つめた。
大輝は、「1番聞きたいのは、タイムカプセルの中のバラバラの遺体の事です」と息がおさまりそうな中搾り出した。
ショーンは〝こいつらは、大丈夫〟と感じ、「とりあえず俺の寝床に向かいながら話そう、時間があまりない」と言って山を登り始めた。
「お前ら〝体外人〟だろ?」とショーンは、3人に聞いた。
大輝は、「そうです」と答えた。
「爆発してしまうんだよ、埋込端末をつけているやつは、さっきのコソ泥3人組も〝体外人〟だ!
タイムトラベルの過程で、体内に異変が起きるんだろう、とにかく、一つでも身体に埋め込んでいるヤツは、ああなってしまう。ペースメーカーもだ」
可奈は、「そんな‥」と言ったあと、「じゃあエクストラエナジーは何でそんな人を多数送り込むんですか?」と聞いた。
ショーンは「知らないんだよ!ある時、火山の噴火が起こり、タイムカプセルの充電が出来なくなった。それ以前は、生体反応がなくなると、自動で、
現代にカプセルは帰って行った。
噴火が起こり、俺のカプセルを含め充電できなくなり、俺もバラバラの遺体を見るようになった。
そんな、何人かの生き残りの共通点は〝体外人〟って事だ。」
ナッパは、「生き延びた人はまだいるんですか?」と聞いた。ショーンは、「まあな」とだけいい
「ここが寝床だ」と山の頂上にある〝ほらアナ〟を指した。「お前らは信用できそうだから、連れてきた。」ショーンと3人は、ほらアナに入った。
「時間がない!とりあえず着いてこい!」そう言ってどんどん奥に入る。
中に天井の隙間から、一筋の日光が入っている。
ショーンは、その床に出来た1メートルくらいのスペースにありったけの武器を並べている。
「お前らのも並べろ!」と大輝達に言う。
3人とも、太刀、鎖鎌、弓を置いた。
「これはどういう事?」と可奈が聞く?
ショーンは、時計も外しスペースへ置いた。
「噴火のあと、唯一充電できるのが、この時間のこのスペースだけだ!だから、俺は生き延びれた」
一筋の希望とも言える、光が差し込んでいた。
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