第6話 留守番

 3人は〝ショーンマップ〟なるものを見た。

確かに火山のある山や森などが一致し、湧き水の位置にも信憑性がもたれた。

ナッパは、「水汲みにいこう!喉カラカラで明日水がない状況など考えたくもない!」可奈は「あんたは、本当に直線野郎ね、カプセルの様子おかしいとは思わない?備蓄の物を皆んながそれぞれ消費してから死ぬっておかしいでしょ?だから、私達以外に生存者がいるって考えるのが順当じゃない?」と推理を披露した。

大輝も同感であった「渋谷ショーンさんかは、まだわからないけど、生存者は居る思うな?とすると

水を汲みに行くにも、留守番が必要だと思う。

可奈?留守番頼めるか?自分達の備蓄物がなくなるのは、痛手だ、水は俺とナッパで汲んでくる」

可奈は、「わかった、当然、恐竜がいることも、忘れないでね」と伝えた。

大輝とナッパは、飲料水ようのボトル、ライト、武器を携え、湧き水の場所へ向かった。


2時間後


可奈は、独り、カプセルで、弓の稽古をしていた。

勿論バッテリーは使わないようにしていた。

火山は容赦なく噴火を続けていて、地獄にも

思える環境であった。

そんな可奈のカプセルに近づく人影があった。


大輝とナッパは地図どうりにあった湧き水ポイントで水を汲み、帰路についていた。

前方に注意すると草木が靡いている。

大輝の「隠れろ!」その言葉を合図に二人は、

草むらに隠れた。

そのすぐ側を全長10メートルはある大きな角を蓄えたトリケラトプスが通過した。


カプセルにて、


「これは、珍しい!久々に生きた人にあったよ」

と長い髭を蓄えベレー帽を被った男性が可奈に近づいてきた。

「貴方誰!もしや〝渋谷ショーン〟さん⁈」

と聞いた。

「まあな、ここで生き延びるのは、俺しかいない

ところで、備蓄物はあるか?お嬢さん?」

と聞いてきた。

可奈は普段の男性的な面が影を潜め、「はい!ついたばかりですから!私貴方のファンなんです」と

惚気ていた。


その二人の様子を伺う更なる二人の人影があった

「おい!女だぞ!」

「久々に犯れるな!」

「拉致しよう」

可奈は渋谷ショーンに夢中であった。

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