第10話鍛冶依頼

デッッッッ!!…見た目二十代後半といったところか、とても美人なお姉さんが出てきた。


「あ、あなたがここの鍛冶師さん?」

「そ、そうだが。それよりドアを弁償しろよ!」


鍛冶師に正論パンチを食らわされたが何事もなかったように話を進めようとするノウンにキレた鍛冶師は槌を出した


「頭かち割るぞ」

「す、すみません。直ぐ直しますんで」


1秒もかからず直したノウンを見た鍛冶師は


「は??????」


当然の如く混乱した様子であった。それもそのはずだって


「はあ、な。練習してなかったからか?」

「いや十分早いよ、こんなの見たこともない…」

「そう?僕の故郷では普通だけど」


「マジかよ…」と困惑した鍛冶師を無視してノウンは依頼をした


「僕に剣を打ってくれないか?」


それを聞いた鍛冶師は真剣な顔になり、話した


「ガキに打つ武具はない。第一、剣なんぞ危ないものを売るわけにはいかない。薬草採取でもしていろ。」

「つまらないんですよ薬草採取は。僕は冒険が、旅がしたいんだ。道中危険も多いだろう、それを撃退するには武器がいる。それに、ランクも上げたい、そう考えるとぶきは必要でしょ?」



「…だとしてもガキに武具を売る気はない。せめてDランクになってからこい。」

「…(~~:~~~~)。はい、どうぞ」

「お?ギルドカードなんか出して、はぁ…は?Dランク!?」

「えぇÐランクですよ。これで打っていただけますか?」


なんとノウンのランクはÐランクになっていた。考えたね


「グヌヌ、仕方ない、言った手前引き返せないからな。いいだろう打ってやる、但し、材料はお前持ちな」

「いいですよ。」

「そうか。じゃあどんな武器が欲しいんだ?」

「刀と革装備とマントを作ってくれ。」

「刀?とはなんだ。」


刀が分からないそうだ、広がっていないし当然か


「それとすまないが革装備、マントは作れない専門の店がある。紹介してやろう。」

「そうですか、ありがとうございます。刀とは、でしたね。刀とは東洋に存在する剣です。」

「あれか?もしかしてカァナのことか?」

「カァナ?湾曲した片刃の剣ですよね?」

「あぁそうだ。」


刀が訛ってカァナになったんだね


「じゃあそれです、お願いします。」

「任せとけ。作ったことはないけど最高のものを作ってやろう。」


ないのにこの自信


「ありがとうございます。それじゃあ素材集めに行ってきます。」


あと37年

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冒険者になった神様は旅がしたい!! (旧題:神様の異世界無双放浪旅) ミカニウム @lala1

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