鍛冶師
第9話鍛冶師との出会い
依頼達成した日の翌日、ノウンは鍛冶屋を探していた。
「どこかに良い鍛冶屋はないのか?」
この町に来てまだ二日しか経っておらず、町の構造など分らないのだ。
「仕方ないか。(魔眼:千里眼)」
そう念じるとノウンの左眼が碧眼に光った。
「むむむむむ、なかなか見当たらないな…はぁ、だめか。やっぱ聞くしかないな。」
誰に聞くのでしょうか。
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「すみませーん、聞きたいことがあるんですけど。」
「はい、どうされましたか?」
「鍛冶屋ってどこにありますか。」
「鍛冶屋、ですか。それでしたら商業区とすべての門の近くにあります。それと…」
「それと?」
「このギルドの路地裏に行って少しのところに一応あるのですが、何分そこの鍛冶師は変で。」
「変?いったいどこが変なんですか。少しぐらいなら僕は大丈夫ですよ。」
ノウンはそう言うが、受付は言っていいか悩んでいるように見えた。
「実は、その方は自分でお客様を決めいているので、気に入られないと武器を売ってもらえませんし、意図的に路地裏に店を構えているんです。ただ、腕は確かなんですよね」
「腕が確かなら、大丈夫ですよ。」
「え?!」
受付は驚いた様子だった。
「い、いやいや。あの人は来る人ほぼ全員を追い返しているんですよ。」
「本当に大丈夫ですよ。ありがとうございました、早速行ってみようと思います。」
「あ、ちょっと!」
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「客を自分で決めてるとか最高に面白そうな人だな。」
変人に合うことが楽しみになってる、やりすぎたかな。
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少し歩きまして。目的地に着きノックした。
「いますかー!!」
返事はない。再度ノックをした。
「いますかー!!!!!!!!!!!」
直後ドゴゥーというドアを蹴り破る音が聞こえた。
「ちょっとちょっとちょっと!何人様の店のドア蹴り破いてんだよ!」
奥から出てきたのは可愛い可愛い女性だった。ちなデカい
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