第6話依頼
「ふんふんふ~ん♪」
登録早々嬉々としてFランクの依頼掲示板へ向かった。
「結構依頼あるね。なにか良い依頼ないかな?」
掲示板には沢山の依頼が貼られてあった。
内容は町の清掃や配達などの雑用の他、薬草採取の依頼がある。
「最初は薬草採取の依頼がいいかな。」
そう思い、ノウンが手に取ったのは。
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「えぇーと、キズケシは集め終わったから、次はフエマーナの薬草か。一体どこに生えているんだか」
ノウンが受託した依頼は、キズケシの薬草とフエマーナの薬草を各10ずつ採取してくること。
薬草採取となると町の外の整備されていないおころに行かなくてはならなく、魔物が出る恐れがあるため、勉強してから行った方が良いと言われた、が、天界が飽きて下界にいるのに、勉強なんてやるわけがなく、何とか説得してこの依頼を受託したのだ。本当に勉強してから来た方がいいと思うんだけど?
「フエマーナマジでどこだ?結構探しているけど全然見つからないんだけど。…あっ、そういえば、えっと確か(時空:異空間ボック)」
そう念じると、目の前の空間が歪みだした。そこからなにかを探すようにして。
「えっと~、どこに置いたっけなぁ。…お!あったあった、これだ。」
そういうと、ノウンは何か本のようなものを取り出した。
そう、それはギルド登録完了の際に受付嬢にもらったガイドブックであった。
そういえばそんなのあったね。
「えーっと何々?『ーーフエマーナの生息地は魔力の多いところに生息する。また、魔力が多くないところにも生息するという情報があるがそれはよく似た薬草、マナヘリの薬草なので注意。』ーーなるほど、魔力が濃い場所に生息するのか、結構大変なんじゃ?」
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「と思ったときもありました。」
ノウンは驚いた。なぜならフエマーナは魔力が濃い場所に生息すると書かれてあったから、森の奥に行こうとしたのに。
「なんで森に入ってすぐのところにあるの????????」
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